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I.「201」プラスの微生物に関する質問
Q1.
「201」プラスにはどのような微生物が含まれているのですか?
A1.
放線菌、乳酸菌、酵母の3種類です。
Q2.
それでは、なぜ、3種類の微生物を混合させるのですか?
A2.
放線菌はVFA(揮発性脂肪酸)には抑制動呆がありますが、アンモニアに対しては直接的な果は期待できません。
そこで、アンモニアの資化能加に優れた乳酸菌と酵母を混合しております。さらに、速効性を高めるために、アンモニアの吸着剤として酵母完酵副産物、乾燥酵母細胞壁を加えてあります。
Q3.
では、これら3種類の微生物はどのような条件下でも増殖できるのですか?
A3.
いいえ、各菌種によって増殖の適・不適があります。すなわち、各菌の増殖条件は以下のとおり異なります。
放線菌
乳酸菌
酵母
 ○:よく増殖
 △:増殖可能
 ×:増殖せず
好気性
嫌気性
×
Q4.
しかし、散布した場合には乳酸菌は好気性状態下にさらされることになり、死んでしまわないのですか?
A4.
いいえ、「201」プラスに使用している乳酸菌は、A3.に示したように好気性状態下でも増殖できる菌株を選んでおりますので。死んでなくなってしまうことはありません。
Q5.
そうすると、「201」プラスは、好気性・嫌気性のどちらの状態でも発酵促進ができるのですか?
A5.
はい、できます。
まず、堆肥の初めやスラリー等の水分の多い嫌気性状態では乳酸菌が主に働き、次に堆肥や糞尿中の栄簑状態が良い内は酵母が働きます。そして、発酵がさらに進んで好気性で栄養状態が悪くなると、今度は放線菌が精力的に働き始めます。この放線菌が増殖し終われば発酵も十分に進んでおり、良好な堆肥ができあがっております。
                 
Q6.
ところで、一般に放線菌は抗生物質産生菌として知られていますが、「201」プラスの放線菌は、抗菌性物質を産生しますか?
A6.
いいえ、産生しません。
「201」プラスの放線菌は、スクリーニング段暗で、抗生物買等の抗菌性作用を認めない株を選択しております。
 
Ⅱ.「201」プラスの使い方に関する質問
Q7.
「201」プラスの主な使い方は、畜舎・堆肥含・発酵槽へ散布することになっていますが、水に溶かして散布することばできますか?
A7.
「201」プラスは、水には溶けませんが、使用時に水と混ぜて懸濁状態にし散布することはできます。ただし、水に混ぜたものはその場で使い切って、残さないようにして下さい。
Q8.
水に混ぜることができるのならば、「201」プラスは、曝気槽でも便えますか?
A8.
いいえ、使えません。
一般に曝気槽(活性汚泥方式)の作用機序は、フロック形成能を中心とした沈殿の効果に対し、「201」プラスは消臭・堆肥化促進を目的としており、活性汚泥に適した菌を選択しておりません。
Q9.
ところで、「201」プラスを堆肥に散布する時、堆肥中の常在土壌菌と競合するとききましたが、具体的にはどの菌とどのように競合するのですか?
A9.
堆肥の中の菌そう(フローラ)に影響する要因は、①菌量、②菌の強さ等であり、より環境条件適合した菌のみが増殖します。
 
Ⅲ.「201」プラスを飼料添加で使う場合の質問
Q10.
「201」プラスは飼料添加でも使用できるそうですが、この場合に畜体内で期待される効果は何ですか?
また、飼料添加の場合は各種の“生物や酵母発酵副産物、乾燥酵母細胞壁等吸着物質の効呆が、排糞後もありますか?
A10.
飼料添加での畜体内における期待される効果は以下のとおりです。
(1)
放線菌は胞子形成しており、胃酸で分解されずにそのまま体外へ排出されます。
(2)
酵母は胞子を形成しており、胃酸で分解されずにそのまま腸管内移行します。これらのうち一部は発芽し、腸内フローラのバランス維持を助けることが期待されます。なお、大部分はそのまま体外へ排出されます。
(3)
乳酸菌は、ゼラチンコーティングによりマイクロカプセル化されており、胃酸では分解されずにそのま去腸管内移行します。ここで一部は増殖し、腸内フロ一ラのバランス維持を助けることが期待されます。
(4)
酵母発酵副産物は、酸化デンプンの一種であり、医療用の吸着剤としてすでに利用されています。人では腸管内のアンモニアを吸収し、その後糞便とともに排泄されることが報告されています。
(5)
乾燥酵母細胞壁は、胃酸で分解されずにそのまま腸管内移行して次の3つの働きが期待されます。
病原菌を凝集し、腸管壁付着を押さえる働きが期待されます。
腸管内の悪臭を吸着・抑制する働きが期待されます。
免疫カを高める働きが期待されます。
参考文献:
鶏;マンナンオリゴ糖の特長と有用性(養鶏の友、1996.6)
  豚;マンナンオリゴ糖の効果(FEEDING、34巻、第11号、1994)
  なお、乾燥酵母細胞壁は消化管内でも消化されずそのまま体外へ排出されます。
Q11.
例えば採卵用飼料に添加した場合、卵質改書や卵臭の低減効果も期待できますか?
A11.
はい、試験データはありませんが、期待できると思います。
その理由は、(1)「201」プラス中の乳酸菌、酵母及ぴ乾燥酵母細胞壁による腸管内のフローラの改善が期待できることによる卵質の改善と、(2)乾燥酵母細胞壁、酵母発酵副産物による腸管内の悪臭の除去による産卵直後卵の悪臭吸着の低減が期待できるからです。
Q12.
また、飼料添加で連続給与する場合には添加率は下げられますか?
もし、下げられる場合には、添加率はどのレベルまで下げられますか?
さらに、添加率を下げた場合の留意事項は何ですか?
A12.
はい、下げることはできます。飼料添加で連続投与の場合でO.05%まで可能と考えています。その根拠は、以下のとおりです。
 「201」プラス含有菌数(個/g)
菌 数
0.1%添加
0.05%添加
放線菌
2×10
1×10
乳酸菌
5×10
2.5×10
酵 母
5×10
2.5×10
0.05%添加すると上表より各菌種とも104個/gとなり、体外に排出されても十分増殖可能な菌数を確保できるからです。

なお、低レベル添加の場合の留意事項としては、発酵の立上げに時間がかかり堆肥化が通常の勘合よりも遅れることが考えらます。
Q13.
「201」プラスは反芻動物(特に牛)に飼料添加で給与しても効果を期待することができますか?
また、給与した場合に具体的にはどのような影響が考えられますか?
さらに例えば、ルーメンができあがるまでは給与しても問題はないのですか?
もし、問題がないとすれば何日齢ぐらいを目処にすれぱよいのですか?
A13.
はい、条件付きで飼料添加給与は可能ですし、効果も期待できます。
まず、成年の場合ですが、「201」プラスを飼料添加した場合に考えられる問題点はルーメン内のフローラ(菌そう)バランスヘの影響です。ただし、給与試験をまだ行っていないので具体的な影響は不明です。このため、ルーメンの形成された成年への給与は差し控えて下さい。
次に子牛ですが、以上の理由から、ルーメン形成が開始される体重100kgまでの子牛ならば問題ないと考えます。また、そのときの添加量は通常量(0.1%)でもかまいません。
Q14.
ところで、「201」プラスの放線菌は、どの位の温度、圧力にまで耐えられますか?
A14.
一般的にペレットやEP等の処理を行うと歯数は減少しますが、「201」プラスの放線菌も同様に歯数が減少します。
なお、当社の実験では、「201」プラスに含まれる3種類の放線菌胞子を80℃で30~120分加熱処理をした後の歯数を測定したところ、若干の歯数の減少を認めましたが、加熱時間こよる大きな差は認められませんでした。ただし、200℃等の高温処理の場合は、数秒でも菌は死滅します。




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