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2009年 02月13日 輸入粗飼料情勢 / 平成21年2月号

平成21年2月11日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成21年2月号


1. アルファルファヘイ
 南部カリフォルニア地域では、他地域よりも一足早く2月下旬から新穀1番刈りの収穫が行なわれる見通しです。同地域における1月時点の発表では、前年同時期対比で113%の作付け面積となっていますが、乳価低迷、及び経済不安による購買力の減退が米国内需要家を覆っており、例年のような旺盛な購買需要が現段階では見られない様子です。

2.スーダングラス
 主産地のインペリアル・バレーでは、小麦の作付面積が発表されており、1月時点の発表では71,280エーカーと前年 (71,135エーカー) を若干上回る面積になっています。昨年度産も1996年の84,446エーカーに次ぐ作付面積であったため、5月頃から収穫を開始する小麦がその後のスーダングラス作付けに大きく影響を及ぼしたのは記憶に新しいところです。今年度産も前年同様の傾向が強く、柔らかいタイプの早播きスーダングラス生産量が減少する可能性があります。
 カリフォルニア全土を覆う干ばつは、過去最悪規模に達する見込みです。北カリフォルニア産スーダングラスの水源となる、オロビル湖では43%、シャスタ湖では過去15年間平均の44%の水量。コロラド河への水源となるシェラ・ネバダの降雪量は平均対比で61%と今後の給水制限が必至の状況です。このため、主産地インペリアル・バレーでは10%程度の給水制限が開始される様子であり、小麦収穫後のスーダングラス作付け量が不安視されています。

3.ストロー類
 今年度産の米国産ライグラスストロー、及び、フェスキューストローは中国産稲わらの入船等により荷動きが鈍い状況にありますが、今年夏に収穫される新穀の作付面積が減少することが確定的であるため、今年度産の在庫を翌年度産デリバリー時期にも一部充当して取り扱うことで不足分を対応する動きが始まっています。収穫時期に降雨等に見舞われた場合は、このバランスが崩れる恐れがあるため、先々の余剰在庫は少ない見通しです。

4.チモシー
(1)米国産
 酪農用途のみならず、馬糧用を含めて相場の低迷が目立つため、複数年に渡って圃場を占有する多年草であること、施肥を必要とする草種であること等から、新穀の作付け意向は低い状況です。

(2)カナダ産
 複数年に渡って圃場を占有する多年草であること、施肥を必要とする草種であること等から、新穀の作付け意向は低い状況です。しかし、同地域にて成育できる作物には限りがあるため、今後の穀物相場次第と言えましょう。

5.豪州産オーツヘイ
 全ての地域 (ウェスタンオーストラリア州、サウスオーストラリア州、ビクトリア州) で収穫作業は終了しています。北米産の各草種と比較して値ごろ感が強いことから、特に上位グレード品は各地で引き合いが強い状況です。
 現在、ビクトリア州を中心に大規模な山火事が発生していますが、牧草産地への影響は今のところ少ない様子です。
以上


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