JACCネット

JA全農が提供する畜産総合情報サイトです。

会員ログイン

ログインID

パスワード

サイト内検索

2009年 01月09日 輸入粗飼料情勢 / 平成21年1月号

平成21年1月9日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成21年1月号


1. アルファルファヘイ
 12月末の輸出向けの主産地のひとつであるワシントン州やオレゴン州で大雪があり、積雪の雪解け水を灌漑用水に使用する地域では一定量の水が確保できたと思われます。
 その後、1月に入り、気温が上昇したことで、雪が溶け出したり、また、雪から一転、雨になったことで、圃場などに浸水する地域もある様子で、今後の供給余力に変化がないか需給バランスを注視していく必要があります。
 カルフォルニアなどの太平洋西岸南部の地域では3月下旬頃から2009年産の新穀の収穫が始まる見込みです。

2.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは、今年春に収穫される冬小麦の作付面積が発表されています。12月時点の発表では前年を上回る面積(前年同月対比109%)になっていますが、今年は作付けに適した天候が続いたことが昨年対比で増えた要因でもあることや昨年と異なり小麦相場も良くないことから、今後作付けのペースは緩んで、昨年よりも減るという見方が強いです。成育期間の長い小麦の作付面積が増えると早播きスーダンの作付面積が減少して、比較的手触りの柔らかいタイプの早刈りスーダンの生産量が減少する可能性があります。
 インペリアル・バレーの農業用水の水源となっているコロラド川からの水配分問題について、12月に一時的な降雨があったようですが、依然配分量に対する農業用水の使用量のほうが多い現状のようです。農業用水の配分削減に関する最終的な結論は、今月1月中に出る見込みです。

3.ストロー類
 昨年2008年に収穫されたライグラスについて、収穫後半に降雨の被害を受けた数量が見込み以上に多かったことから、雨濡れでない良品の供給量が減るサプライヤーもあるようです。ただし、主たる仕向け先である日本、韓国の荷動きが低調なことから、受渡しに関する影響が出ていない状況です。
 景気低迷による園芸需要の停滞から、今年2009年産の作付面積は減少すると見込まれており、今後の需給バランスを注視していく必要があります。

4.チモシー
(1)米国産
 穀物相場が昨年と比較して低迷していることから、輪作体系に沿った生産が行なわれる見込みですが、高値で売買される馬糧用も含めて相場が低迷していることから作付面積の拡大を見込むことは難しい状況です。

(2)カナダ産
 穀物相場が低迷していることから、輪作体系に沿った生産が行なわれる見込みです。米国以上に内陸から輸出港までの輸送になるため、冬場の輸送は通常以上に時間がかかる状況です。

5.豪州産オーツヘイ
 産地である、西、東、南豪州での刈り取りが終了しています。
 生産量については、過去2年続いた干ばつとは異なり、例年並みの数量は確保された様子です。作柄については、東・南豪州が干ばつ気味の傾向であり、西豪州が収穫時期に降雨があったことから、産地別、グレード別の数量に違いがある状況です。
 オーツストローについては、えん麦の穀粒自体の相場が良くなかったことから、実のついたままオーツヘイで収穫する生産農家が多く、昨年よりも発生量は減少する見込みです。
以上


Copyright(C) 2010. Z-BS. All rights reserved.