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2008年 11月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年11月号

平成20年11月10日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成20年11月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは、冬小麦の作付けが始まろうとしています。小麦の作付面積について、昨年よりは相場が軟化していることもあり、昨年と比較すると若干、減少する見込みですが、例年と比較すると依然として大きいと見込まれています。この影響で、スーダンの作付面積は、今年よりは回復するものの、例年並みまでの回復には至らない見込みです。
 また、インペリアル・バレーの農業用水の水源となっているコロラド川からの水配分問題について、昨年から協議が行われてきており、その中でもカルフォルニア、サンディエゴなど下流域での人口増加が著しい都市への生活用水と農業用水との配分調整が大きな争点のひとつになっています。仮に何らかの農業用水への配分削減が行われるとすると、他の作物との輪作、相場比較の要因も加わり、スーダンの作付面積に影響を与える可能性があります。協議は年内一杯継続される見込みですので、当面間、注視が必要な状況です。

2.アルファルファヘイ
 輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地でも、4番刈りの収穫が終了しています。2008年産の概況として、冷涼な天候の影響で、単収が低かったことに加えて、1番刈りの雨あたりや4番刈りの収穫が限定的だったこともあり、収量は減少しました。ただし、米国内需も乳価の低迷や金融不安の影響もあり、越冬用も含めて買いだめを行うような状況にはなっていません。
 多年草であるアルファルファは地中深くまで根を伸ばすことで酸素を土中に供給するなど土壌活性剤的な役割も担っており、2009年にかけて作付けが回復する地域があると見込まれています。

3.ストロー類
 産地である米国オレゴン州ウィラメットバレーでの収穫は終了し、秋播きのライグラスなどの作付けが行われています。2009年産のライグラス、フェスクの作付面積について、金融不安の影響からライグラスやフェスクなどの園芸種子の需要も低迷していることから、2008年産よりも減少する見込みです。

4.チモシー
(1)米国産
 主産地のワシントン州コロンビア盆地、エレンズバーグエリアでは、2番刈りの収穫も終了しています。
 2009年産の見通しについて、ここ2年、1番刈り収穫後、相場の良いとうもころし、大豆などへの転作が行われる傾向が見られましたが、相場が一時期よりは軟化しているとは言え、来年度も1番刈り収穫後、他の作物に転作される可能性があります。

(2)カナダ産
 主産地のアルバータ州でも収穫が終了しています。
 2009年産の作付面積について、他の作物である小麦、大麦、菜種などの相場や圃場ごとの輪作体系にもよりますが、大幅な回復を見込むことは難しい状況です。

5.豪州産オーツヘイ
 産地である、西、東、南豪州での刈り取りがほとんど終了し、ベーリングを待つ地域がほとんどの状況です。
 西豪州の一部では10月後半に降雨があり、雨あたりの被害を受けたようです。
 一方で、東、南豪州では収穫時の降雨も少なく、全体に天候に恵まれた状況ですが、局地的には干ばつ気味の天候になったため、収量が減少した様子です。産地別、グレード別の収量については、今後の確認になります。
以上


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