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2008年 10月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年10月号

平成20年10月10日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成20年10月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは2番刈りの収穫も終了し、冬作物である果物等へ転作が行われています。
 今年のスーダンの作付面積は小麦への転作が進んだ結果、前年対比80%程度になりました。また、小麦の生育期間が長いことから早播きのスーダンの作付面積は更に限定的なものになりました。
 全体的に2番刈りの作付面積が増えたことで、夏場の暑い時期に生育期に重なることになり、未熟なスーダンが枯れることで茶葉になったり、雑草が混入したりするベールが散見される結果になりました。
 一時期に比べると軟化している穀物相場ですが、来年度も小麦の作付けは行われる見込みであり、今年度と同様の展開が想定されます。

2.アルファルファヘイ
 輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地では、シーズン当初、収穫できないのではと懸念のあった4番刈りの収穫も一部の地域では行われ、終了しようとしています。1番刈りの収穫後、乾燥・高温の天候が続いたことで、生育が早まったことが、状況が好転した理由です。
 今年度は冷涼で雨がちな天候傾向であり、1番刈りは大部分が雨あたりになり、3番刈り、4番刈りについても一部では雨あたりの被害にあっています。また、4番刈りについては、例年と比較して1ヶ月程度収穫時期が遅れたことにより、乾燥に必要な日照時間や気温が不足する一方で、涼しい時期に入っていることもり、必要以上の露濡れによる色の変色などの影響も受けているものもあります。
 最終的に、コロンビア盆地の北部では4番刈りの収穫が行われないなど輸出適確品の数量が限定的な年になりました。

3.ストロー類
 産地である米国オレゴン州ウィラメットバレーでは、収穫は終了し、雨季に入ったことから輸出品は倉庫やビニールシートで覆った状態で保管されています。
 収穫が多年草のライグラスストローに対して、1ヶ月程度早いフェスクは雨あたりの被害もほとんどなく、良品が収穫されました。多年草のライグラスについては、収穫後半で降雨があったものの、被害は限定的であり、輸出向けには申し分ない品質のものが収穫されました。何らかの雨あたりの影響を受けた昨年と異なり、今年度産は、品質面では良い年になったと思われます。

4.チモシー
(1)米国産
 主産地のワシントン州コロンビア盆地、エレンズバーグエリアでは、2番刈りがほぼ終了しています。
 1番刈りについては、茶葉の混入も少なく馬糧用からプレミアムグレードまで上位グレードが多く収穫されました。
 2番刈りについては、とうもころこしや豆などの収益性の高い商品に転作が進んで、作付面積が減少した上に、冷涼な天候が続いたことから、乾燥・冷涼な天候から茎の太さのばらつきや茶葉の混入が増えるなどの影響が出ており、良品が比較的多かった1番刈りと異なり下位グレードが多くなる状況になりました。

(2)カナダ産
 主産地のアルバータ州でも収穫がほぼ終了しています。
 ここ数年の傾向と異なり、今年の場合、南部の灌漑地域で雨が多く、下位グレードが多く発生したのに対して、同州の中部から北部の天水地域では天候に恵まれ、良品である上位グレードの割合が多い状況です。ただし、他の作物に転作が進んだことで収量は減少しています。

5.豪州産オーツヘイ
 産地の一部では、収穫が開始されています。
 作付け時の降雨に加えて、その後の生育期である7,8月でも一部の地域を除いて追加的な降雨があり、過去2年の干ばつの年と異なる状況でしたが、地域によっては雨量が十分ではなく、干ばつ気味の品質のものもあるようです。また、一部の地域では収穫時に降雨に見舞われるなどの被害も出ているようです。
 今後、産地は収穫が本格化し、西豪州、東、南豪州別の大まかな作柄概況が判明すると思われます。
以上


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