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2008年 08月05日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年8月号

平成20年8月5日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成20年8月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは2番刈りの収穫が始まっています。
現地7月15日付け発表の作付面積は、前年対比で95%まで作付面積は回復してきています。ただし、1番刈りのスーダンで早まきについては、1996年以降で最大面積まで拡大した小麦の影響で作付け量は限定されており、茎が細い上位グレードの発生量は減少しています。一方で、小麦の収穫後作付けされた遅まきなどのスーダンの面積は増えており、下位グレードの生産量は増えるものと予想されます。

2.アルファルファヘイ
 輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地では2番刈りの収穫もほぼ終わり、コロンビア盆地の南部では3番刈りの収穫が始まっています。冷涼な天候の影響から作付け時期が遅れたことに加えて、収穫作業中に何回かの降雨に見舞われた影響から、例年に比べて3週間程度遅れていますが、ここ最近の好天続きで、徐々に収穫ペースは戻っています。ただし、例年4番刈りまで収穫できるところが、一部の地域では収穫できないとの見方は依然強く、収量を稼ぐために刈り取り時期を遅らせる農家もあるようです。
 作柄にについて、1番刈りの多くは何らかの雨あたりや、降雨によって圃場がぬかるみ、収穫機械が入れなかったことによる、刈り取り適期を逃したものが多いといわれており、成分にこだわる米国酪農家の需要は2番刈りにも向いており、引き合いは強い状態です。
 2番刈りについては、好天続きだったこともあり、作柄は良好な状況です。
 ワシントン州の南に位置するオレゴン州では、産地が高地にすることや冷涼な天候が続いたことにより、例年より遅れていますが、1番刈りの収穫が終了し、2番刈りの収穫が始まっていますが、一部で雨あたりの被害にあった様子です。

3.ストロー類
 産地オレゴン州ウィラメットバレーでは、冷涼な天候が続いた影響から、生育は例年よりも遅れており、6月下旬にフェスクや一年草のライグラスなどの刈り取りが開始され、多年草のライグラスの収穫が7月下旬から始まっています。
 7月下旬に産地の一部の地域では降雨があった様子ですが、商品に対する被害は軽微であったとの見方が強いです。刈り取り後、採種までに2週間程度乾燥期間が必要な草種もありますが、多年草のライグラスの場合、茎が基本的に細いため、乾燥期間も短くて済むことから、8月中には出荷開始になると思われます。

4.チモシー
(1)米国産
 主産地のひとつであるコロンビア盆地では冷涼な天候が続いたこともあり、例年より少なくとも3週間程度収穫が遅れて開始されていますが、1番刈りは終了し、現在2番刈りの収穫を待っている状態です。
 品質については、好天に恵まれたことから、全体に良好で上位グレードが多く収穫されています。逆に、茶葉の多い、下位グレードの発生量が少ない状態です。
 圃場で梱包されるヘイ自体は、ビッグベールと呼ばれる400~500kgもあるような大きなサイズに梱包される場合が多く、従来の小さなベールは少なくなっています。
 これは、収穫作業性の効率化を求めるための、機械の大型化などが影響しています。

(2)カナダ産
 7月中旬から収穫が開始されています。冷涼な天候が続いた影響から、1~2週間程度遅れた収穫開始となっています。開始当初は順調に収穫が進んでいましたが、その後降雨があったようで、雨あたりの影響による品質状態に懸念が出ています。

5.豪州産オーツヘイ
 今年の冬以降に収穫される新穀の作付けが6月で終了し、その後生育期間に入っていますが、7月には、各産地で降雨があり、順調に推移しています。過去の2年の干ばつの時とはことなり、生育期間中に降雨があったことから、10月下旬頃からの収穫に期待がもたれますが、世界的な穀物相場の高騰により、豪州でも小麦や大麦に転作する農家が多かったことから、大幅な生産量の増加を見込むことは難しい状況になっています。
以上


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