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2008年 07月09日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年7月号

平成20年7月9日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成 20 年7月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは1番刈りの収穫が始まっています。
 現地7月1日付け発表の作付面積は、前年対比で92%まで作付面積は回復してきています。ただし、1番刈りのスーダンで早まきについては、1996年以降で最大面積まで拡大した小麦の影響で作付け量は限定されており、その後作付けされた遅まきなどのスーダンの面積は増えており、下位グレードの生産量は増えるものと予想されます。

2. アルファルファヘイ
 輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地では1番刈りの収穫が終わり、2番刈りの収穫が始まっています。冷涼な天候の影響から作付け時期が遅れたことに加えて、収穫作業中に何回かの降雨に見舞われた影響から、例年に比べて3週間程度遅れており、このままのペースで収穫が進めば、例年4番刈りまで収穫できるところが、一部の地域では収穫できないとの見方も出ています。
 作柄にについて、1番刈りの多くは何らかの雨あたりや、降雨によって圃場がぬかるみ、収穫機械が入れなかったことによる、刈り取り適期を逃したものが多いといわれており、成分にこだわる米国酪農家の需要は2番刈りにも向いており、引き合いは強い状態です。
 ワシントン州の南に位置するオレゴン州では、産地が高地にすることや冷涼な天候が続いたことにより、例年より遅れていますが、1番刈りの収穫が終了し、2番刈りの収穫を待っている状況です。

3 . ストロー類
 産地オレゴン州ウィラメットバレーでは、冷涼な天候が続いた影響から、生育は例年よりも遅れており、6月下旬にフェスクや一年草のライグラスなどの刈り取りが開始されました。現時点で、多年草のライグラスの刈り取りは7月下旬と見通されています。刈り取り後、採種までに2週間程度乾燥期間が必要な草種もありますが、早くて7月下旬からの出荷開始になると思われます。
 雨量も十分にあり、土中水分が十分確保されていることから、現状で品質は良好な状態と見られています。
 作付面積について、ライグラスは、小麦への転作が進み、昨年と比較して20%程度の減少、フェスクについては、種子相場が良好なことから昨年並みの作付面積が確保される見通しですが、肥料の高騰もあり、採取後、ストローをそのまま圃場に放置して肥料代わりに使用する場合も想定され、実際の出荷量にも影響が出てくると思われます。

4. チモシー
(1)米国産
 主産地のひとつであるコロンビア盆地では引き続き冷涼な天候が続いていることや、降雨があったことから、例年より少なくとも3週間程度収穫が遅れて行われています。
 品質については、ゆっくりとした生育であったことから、茎がしっかりしたものが多いことが見込まれます。

(2)カナダ産
 作付面積は、小麦や菜種などに転作が進んだことで減少しているものの、昨年からの十分な降雪量が確保されたことで、生育は順調に進んでいます。
 収穫については、米国太平洋西岸と同様に例年よりも冷涼な天候が続いた影響から、1~2週間程度収穫が遅れていますが、灌漑地域であるアルバータ州南部では収穫が始まっています。同州の天水地域では8月上旬からの収穫開始が見込まれています。

5. 豪州産オーツヘイ
 今年の冬以降に収穫される新穀の作付けが6月で終了しています。作付け時期の雨量が十分あったことから、順調な生育が期待されますが、世界的な穀物相場の高騰により、豪州でも小麦や大麦に転作する農家が多く、大幅な生産量の増加を見込むことは難しい状況になっています。
以上


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