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2008年 06月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年6月号

平成20年6月10日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成 20 年6月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは、1996年以降で最大面積まで拡大した小麦の収穫が始まり、その裏作としてスーダンの作付けが行われており、徐々に作付面積を増やしてきています。ただし、現地6月1日付け発表の作付面積では、前年対比で72%と大きく下回っています。
 スーダンは通常2番刈りまで行われるので、前述した前年比72%の作付面積がそのまま生産量に繋がるわけではないですが、前年を下回ることが予想されます。

2. アルファルファヘイ
 輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地では1番刈りの収穫が開始されていますが、冷涼な天候の影響から作付け時期が遅れたことに加えて、収穫作業中に何回かの降雨に見舞われています。6月第1週の段階で60%程度の刈り取りが終了して、そのうち、一部は乾燥、ベーリングも終了した様子です。
 ワシントン州の南に位置するオレゴン州では、産地が高地にすることや冷涼な天候が続いたことにより、例年より遅れて6月中旬からの収穫開始の見込みです。

3 . ストロー類
 産地オレゴン州ウィラメットバレーでは、冷涼で雨量が多い天候になっており、生育は例年よりも遅れているため、収穫時期も過去数年と比較して1週間程度遅れるものと予想されます。ただし、冬場の雨量も十分にあり、土中水分が十分確保されていることから、品質は現状では良好な状況です。
 作付面積について、ライグラスは、小麦への転作が進み、昨年と比較して20%程度の減少、フェスクについては、種子相場が良好なことから昨年並みの作付面積が確保される見通しです。

4. チモシー
(1)米国産
 主産地のひとつであるコロンビア盆地では引き続き冷涼な天候が続いていることや、降雨があったことから、圃場に収穫機械が入れず、例年より少なくとも1週間程度収穫が遅れている状況です。
 品質については、ゆっくりとした生育であったことから、茎がしっかりしたものが多いことが見込まれます。

(2)カナダ産
 作付面積は、小麦や菜種などに転作が進んだことで減少しているものの、昨年からの十分な降雪量が確保されたことで、生育は順調に進んでいます。
 収穫については、灌漑地域では、7月上旬、天水地域では8月上旬からの収穫開始が見込まれています。

5. 豪州産オーツヘイ
 今年の冬以降に収穫される新穀の作付けが今月6月中に終了する見通しです。作付け時期の雨量が十分あったことから、順調な生育が期待されますが、世界的な穀物相場の高騰により、豪州でも小麦や大麦に転作する農家が多く、大幅な生産量の増加を見込むことは難しい状況になっています。
以上


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