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2008年 05月09日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年5月号

平成20年5月9日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成 20 5月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは、小麦の作付面積が1996年以降で最大面積まで拡大し、裏作に当たるスーダンの作付面積が大幅に減少しています。
 早い時期に作付けされた1番刈りのスーダンについて、5月後半頃から収穫が開始される見通しですが、小麦の影響で作付け自体が遅くなったスーダンは通常2番刈りまで収穫するところを1番刈りの収穫が終了後、圃場を耕して、冬作物として野菜や果実の作付け準備を行う農家や、高い肥料代を嫌って、スーダン自体の作付け自体を行わない農家もいることが予想されるため、作付面積の減少に加え、スーダンの生産量が減少することが想定されます。
 品質面では、作付時期が、収穫時期の遅い小麦の影響で暑い時期に入るため、同じ圃場でも生育にバラつきが出て、茎の太さが不揃いの製品になる可能性もあります。また、成長のバラつきによって未熟な草は枯れて、茶葉として製品に入るため、同じグレードでも例年とは異なる見栄えの商品になる可能性が出てきています。

2. アルファルファヘイ
 米国太平洋南西岸に位置するカルフォルニア州では、2008年産の新穀の収穫が4月から本格化していますが、輸出向けの主産地であるワシントン州のコロンビア盆地では冷涼な天候の影響から例年より収穫開始が遅れています。米国酪農家向け需要は、堅調に推移する乳製品価格の影響により、昨年以上に引き合いが強い状況です。
 内陸であるユタ州や高地であるネバダ州などの産地では、6月以降の収穫開始が見込まれています。

3 . ストロー類
 多年草のライグラスについて、相場が高値で推移する小麦への転作の影響で、2008年産の作付面積が減少すると見込まれていますが、フェスクについては、種子相場が比較的良いため、作付面積は例年並みが見込まれています。
 日本向けの需要は中国産稲わらの影響もあり、低調ではあるものの、フェスキューストローを中心とした韓国向けの輸出は増加しており、2007年産のライグラス、フェスキューストローについては、日本を上回る数量を取扱っており、産地需給を引き締める大きな要因になっています。

4. チモシー
(1)米国産
 主産地のひとつであるコロンビア盆地では冷涼な天候の影響から収穫開始時期の遅れが見込まれています。通常2番刈りまで収穫されますが、比較的高値で売買される1番刈りの収穫後、チモシーの圃場は小麦やとうもろこしなどの他の飼料作物に転作される可能性があり、2番刈りについては、1番刈り以上に需給が引き締まることが予想されます。

(2)カナダ産
 灌漑設備を有しない天水地域を中心に、相場が良い小麦や大麦、菜種などの他の穀物に転作される傾向にあり、今後の天候要因はありますが、昨年以上に生産量は減少すると思われます。

5. 豪州産オーツヘイ
 今年の冬以降に収穫される新穀の作付けが開始されていますが、世界的な穀物相場の高騰により、豪州でも小麦や大麦に転作する農家が多く、大幅な生産量の増加を見込むことは難しい状況になっています。
以上


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