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2008年 04月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成20年4月号

平成20年4月10日
全国農業協同組合連合会 (JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成 20 4 月号


1.スーダングラス
 米国主産地のインペリアル・バレーでは、小麦の作付面積が1996年以降で最大面積まで拡大し、裏作に当たるスーダンの作付面積が大幅に減少しています。よって、冬作物として野菜や果実を作付けする農家は、通常2番刈りまで収穫するところを1番刈りまでしか収穫しないなどの対応を行う可能性があり、スーダン全体の生産量が減少することが想定されます。品質面では、作付時期が、収穫時期の遅い小麦の影響で暑い時期に入るため、同じ圃場でも生育にバラつきが出て、茎の太さが不揃いの製品になる可能性もあります。また、成長のバラつきによって未熟な草は枯れて、茶葉として製品に入るため、同じグレードでも例年とは異なる見栄えの商品になる可能性が出てきています。

2. アルファルファヘイ
 米国太平洋南西岸に位置するカルフォルニアでは、2008年産の新穀の収穫が始まりました。ただ、米国酪農家向け需要は、堅調に推移する乳製品価格の影響により、昨年以上に引き合いが強い状況です。当地では、4月中に2番刈りの収穫時期に入りますが、引き続き引き合いは強いと見込まれます。
 太平洋北西岸であるワシントン州では、例年5月上旬前後から収穫が始まると見込まれています。

3 . ストロー類
 多年草のライグラスについて、相場が高値で推移する小麦への転作の影響で、2008年産の作付面積が減少すると見込まれます。日本向けの需要は中国産稲わらの影響もあり、引き合いは低調ではあるものの、フェスキューストローを中心とした韓国向けの輸出は増加しているため、産地全体の需給は均衡が取れている状態であり、作付け面積の減少は、需給を引き締めると見込まれます。

4. チモシー
(1)米国産
 主産地のひとつであるコロンビア盆地では5月下旬頃から新穀の収穫が始まりますが、米国の飼料原料相場が堅調に推移していることから、新穀についても、引き合いが強いと想定されます。

(2)カナダ産
 灌漑設備を有しない地域では、天候要因で相場が乱高下する牧草よりも、相場が良い小麦や大麦、菜種などの他の穀物に転作する傾向にあります。また、灌漑地域でも天水地域ほどではないにせよ転作が進むと思われ、今後の天候要因はありますが、昨年以上に生産量は減少すると思われます。

5. 豪州産オーツヘイ
 新穀の作付けが開始される時期に入っていますが、世界的な穀物相場の高騰により、豪州でも小麦や大麦に転作する農家が多いと言われており、作付け後の天候要因はありますが、2年連続続いた干ばつシーズンからの大幅な生産量の増加を見込むことは難しい状況になっています。
以上


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