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2007年 12月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年12月号

平成19年12月10日
全国農業協同組合連合会(JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成19年12月号


 北米産牧草の収穫は終了し、現在は一部の地域を除き冬作物の播種が最盛期を迎えています。一方、豪州産オーツヘイは収穫の終盤を迎えており、一部地域では雨あたり被害が確認されています。

1. スーダングラス
 主産地のインペリアル・バレーでは、スーダングラスの収穫を終え、冬作物の播種が本格化しています。穀物相場高騰の背景から、今年度産の冬作物は小麦の播種が中心となっており、その作付け面積は1月中旬までに120,000エーカーまでに達する可能性があります。(平年作20,000~30,000エーカー程度)
 11月終盤にはインペリアル・バレー広域に降雨があり、小麦作付けの進度に遅れが出始めました。このため、小麦収穫後のスーダングラス作付けが遅れる可能性が出ています。

2. アルファルファヘイ
 主産地のコロンビア・ベースンでは冬作物の播種が本格化しています。他地域同様、小麦の播種が主流となっており、3~4年経過した古いアルファルファヘイの圃場を中心に転作が進んでいます。このため、翌年度以降のアルファルファヘイ生産量は減少傾向と見られています。
 好調な乳価を背景とした国内需要の引合は継続して強く、生産者が在庫しているアルファルファヘイを輸出業者と国内需要家が競って購入している状況です。

3. ストロー類
 ストロー類の主産地であるオレゴン州ウィラメット・バレーでも小麦への転作が顕著です。加えて、ライグラス種子市況よりもフェスキュー種子市況が好調であるため、特に古いライグラスの畑はフェスキューや小麦へと転作されている状況です。このため、翌年度産のライグラス作付面積は減少傾向となっています。

4. チモシー
(1)米国産
 主産地のコロンビア・ベースンでは収穫も終了しており、冬作物の播種が最盛期を迎えています。アルファルファヘイ同様、年月を経た古い畑を中心に小麦への転作が顕著となっており、多年草であるチモシーの翌年度以降の生産量は減少傾向です。

(2)カナダ産
 主産地のアルバータ州中部クレモナ地域、南部レスブリッジ地域での収穫は終了しています。同地域では冬季突入に伴う、降雪が続いており、港までの貨車輸送を伴うカナダ産チモシーは受渡への影響を受けています。
 同地域でも小麦を中心とした穀物関係の播種量増加に伴い、チモシーの作付け面積が減少する見込みとされています。

5. オーツヘイ
 豪州産オーツヘイの収穫が終盤を迎えています。
 豪州における干ばつの影響は南オーストラリア州、ビクトリア州に影響を及ぼし、特にビクトリア州の生産量が大幅に減少しています。一方、西オーストラリア州では比較的降雨に恵まれたため、平年作に近い収穫量が期待されますが、収穫最盛期の10月初旬に見舞われた降雨により、多くの畑で雨あたりが発生している様子です。南オーストラリア州でも10月中旬の降雨により、数少ない生産物に雨あたり被害が発生しています。このため、低位グレード品の発生が見込まれますが、まだ干ばつを背景とした国内需要の引合が強く、これらが輸出用市場に流通する量は限られている状況です。
以上


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