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2007年 09月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年9月号

平成19年9月10日
全国農業協同組合連合会(JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成19年9月号


 北米産の収穫が最終段階を迎えています。

1. スーダングラス
 主産地のインペリアル・バレーでは、2番刈りの収穫が最終段階に近づいています。
 従来であれば、そのほとんどが日本向けとされるスーダングラスですが、今年度産の特徴として、他飼料原料の高騰を嫌った米国内ユーザーからの引合が低位グレード品を中心に強くなっています。米国内のユーザーは繊維源としてアルファルファヘイの使用が主流でしたが、今年はスーダングラスやバミューダーストローへと変わって来ています。

2. バミューダーヘイ
 主産地のインペリアル・バレー周辺では、バミューダーヘイの5番刈りとストローの収穫が始まっています。当初の見通しどおり、生産農家はヘイでの収穫を積極的に進めているため、ストローの発生量は大幅に減少していることや、スーダングラスの状況同様、国内需要の強い引合から、バミューダーストローの需給環境は逼迫しています。

3. アルファルファヘイ
 主産地のコロンビア・ベースン周辺では、今年度産の最終段階である4番刈りの収穫が進められており、9月初頭に降った雨の影響は4番刈りの10%程度に及んでいます。今後、乾燥傾向の予報が続いているため、アルファルファヘイの収穫は急ピッチで進むものと思われます。
 米国内需要は依然として旺盛です。従来から4番刈りには国内酪農家の需要が1番刈同様に集中するのですが、他原料の高騰や乳価の好調を背景として、今年度産は従来にも増して需要が集中すると見られています。

4. ストロー類
 今年度産で流通するであろう北米産ストロー(ライグラス・フェスキュー等)のほとんどが、程度の差こそあれ、雨あたりの影響を受けています。軽易な雨あたり品が今年度産の主流になると見られており、雨あたりのひどいものは輸出対象外として整理されます。
 生産量自体は平年作に近いものが見込まれますが、輸出対象品となると平年の70%程度になるものと見込まれています。

5. チモシー
(1)米国産
 ワシントン州内の1つであるコロンビア・ベースン周辺では、2番刈りの収穫が概ね終了しました。一方、エレンズバーグ周辺では2番刈りの収穫が最終段階に入っています。今年度産の2番刈りは、降雨等の影響により、そのほとんどがプレミアムに達せず、スタンダード及びオフグレード品として流通することになりそうです。

(2)カナダ産
 アルバータ州中部クレモナ周辺での収穫も概ね終了しました。9月上旬の降雨により、乾燥が思うように進まなかったことを背景として、同産地からの船積は2週間程度遅れる見込みとなっています。
 アルバータ州南部のレスブリッジ周辺では、9月の中旬以降に本格的な2番刈りの収穫となります。

6. オーツヘイ
 オーツヘイの刈取りがそろそろ始まる模様です。例年は西オーストラリア州より始まる収穫も、今年は南オーストラリア州及びビクトリア州が先に収穫を始めるという平年と違う展開が見られます。オーツヘイは気温20度を超えると穂を出し始め、次第に栄養素が結実へと利用され、乳熟期(ミルクステージ)を迎えた頃に一斉に刈り取りが行われます。9月後半以降の降雨は雨あたりとなるので心配されています。
 生産量は平年作が予想されています。
以上


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