JACCネット

JA全農が提供する畜産総合情報サイトです。

会員ログイン

ログインID

パスワード

サイト内検索

2007年 08月10日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年8月号

平成19年8月10日
全国農業協同組合連合会(JA全農)

輸入粗飼料情勢 / 平成19年8月号


 北米産新穀の収穫が中盤を越えました。
 一部の地域では、収穫時に若干の降雨被害がありましたが、概ね順調に収穫が進められています。今後、アルファルファヘイ3番刈り、4番刈り、カナダ産チモシー等、収穫の後半戦へと移ります。

1. スーダングラス
 主産地のカリフォルニア州インペリアル・バレーでは2番刈りの収穫が半分程度進んでいます。8月初頭には同地域東部に降雨がありました。そのため、一部では雨あたりも発生しています。
 近年は裏作の野菜価格が好調であるため、前作のスーダンを早めに切り上げて野菜に備える、つまり2番刈りを行わずに野菜に備える生産者が増えています。今年度産も同様の傾向となっており、2番刈りを中心に発生する軸太品の供給量は減少傾向となっています。
 加えて、国内フィードロット関係が軸太品を中心に集荷を進めています。このため、軸太品の需給環境は緊張傾向となる見込みです。

2. バミューダーヘイ
 主産地のカリフォルニア州インペリアル・バレーでは4番刈りが開始されました。一部では平行して種子採取も行われており、バミューダーストローの収穫も間近となっています。特に今年度産のバミューダーストローは、種子価格が低迷していることを背景に各生産者はヘイでの収穫を中心としているため、発生量は減少する見通しです。さらに、フィードロット関係がストローの買い付けを進めることが予測されているため、需給状況は非常に緊張する見通しです。

3. アルファルファヘイ
 主産地のパスコを最南部としたコロンビア・ベースン地域では3番刈りの収穫を待っている状況です。2番刈りまでは天候にも恵まれ、雨あたり等の被害は殆どありませんでした。一方ではこの乾燥した気候により、朝露が不足してしまい、品質としては若干過乾燥傾向にあるのが今年度産の特徴となっています。
 米国内需要は継続して旺盛です。酪農家需要が1番刈りに集中するのは常ですが、今年はフィードロット関係が2番刈りの購買を進めているため、需給に軟化は見られません。3番刈り以降の展開に注目です。

4. ストロー類
 7月中下旬に降った降雨は多くの雨あたり被害を引き起こしました。この時期は種子の収穫を行っている最中であるため、雨あたりの程度も「種子採取前に降雨を受けたもの」、「種子採取後に降雨を受けたもの」と地域別に状況がそれぞれ異なる様子です。このため、今年度産のストロー(ライグラス、フェスキュー等)は雨あたり品の流通を余儀なくされる見通しです。

5. チモシー
(1)米国産
 主産地であるワシントン州コロンビア・ベースン地域では2番刈りの収穫が進められています。1番刈りは収穫時の降雨被害を一部受けているため、特に上位グレードの需給環境は厳しい様相ですが、2番刈りについては現段階まで順調に進められています。

(2)カナダ産
 アルバータ州南部、レスブリッジ近郊では1番刈りの収穫を殆ど終えました。収穫時の天候に恵まれたため、中位から上位グレードが中心となる様子です。
 一方、アルバータ州中部、クレモナ近郊でも収穫が開始されており、今後8月最終週までを目処に収穫が続けられます。7月後半から断続的に降雨に見舞われており、これが中位から下位グレード発生要素として見込まれています。

6. オーツヘイ
 西オーストラリア州西部、ビクトリア州、南オーストラリア州と各主産地では平年並み、または平年を上回る降水量が記録されています。
7月後半に発表された、豪州気象局による長期予想によれば、西オーストラリア州で平年降水量を上回る見込みが50%, 平均気温を上回る確立が80%と生育環境は順調と言えるでしょう。今後、西オーストラリア州の北部等、早いところで9月末頃から収穫が開始されます。
以上


Copyright(C) 2010. Z-BS. All rights reserved.