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2007年 07月11日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年7月号

平成19年7月11日
 
全国農業協同組合連合会(JA全農)
 
 
輸入粗飼料情勢 / 平成19年7月号
 
 
 新穀の状況がかなり鮮明になってきました。
 各地で収穫が進められており、新穀在庫が積み上げられております。今年度産は一部の地域を除き、全体的に平年作程度の集荷量が期待できそうです。

1.スーダングラス
 主産地のカリフォルニア州インペリアル・バレーでは、1番刈の収穫が後半に差し掛かっています。収穫物の多くは色目がやや濃いものが中心となっており、色抜け品は7月後半から8月前半の発生が期待されています。一部では既に2番刈の収穫を開始している畑もあり、収穫作業は順調に進んでいます。
 7月1日発表の作付け面積は、冬小麦を収穫した後にスーダン作付けを選択した生産者がかなり増えたことから、7,1541エーカー(昨年同時期対比117%)とここ10年間で最高レベルとなっています。このことからスーダン全体の供給量は大きく増える見通しです。

2.バミューダーヘイ
 現在は3番刈の収穫が行われています。
 7月上旬は気温・湿度共にまだ穏やかであるため、収穫されたヘイに日焼け等の影響が少なく、良品の割合が非常に多くなっています。
 一方、7月初頭から種子採取が始まり、一部ではストローの収穫も始まっています。今年度産は他の飼料価格の高騰のあおりを受け、フィードロットを始めとした国内需要がバミューダーストローの引合を強くしていることから、国内向けの比率が増える見通しです。

3.アルファルファヘイ
 主産地のワシントン州パスコを最南部としたコロンビア・ベースン地域では2番刈の収穫が行われています。この間、収穫量に影響を及ぼすような降雨はありませんでした。一方6月後半から高温が続いているために、アルファルファの生育を予想以上に早めてしまい、一部では開花してしまう等、刈り遅れとなっているものも散見されています。
 その他地域、オレゴン州クラマス・フォールズやネバダ州でも2番刈の収穫が開始され、カリフォルニア州北部サクラメント周辺では3番刈の収穫が終了しました。各地とも収穫量に悪影響を及ぼすような降雨もなく、順調に収穫は進んでおります。米国内乳価の好調を背景として飼料需要が旺盛であるために、各地でアルファルファヘイへの引合が強まっています。

4.ストロー類
 主産地のウィラメット・バレーでは現在ライグラスの収穫が始まっています。天候も概ね良好で今年度産は平年作が期待されています。新穀の入船は早いところで8月初頭になりそうです。

5.チモシー
(1)米国産
 主産地であるワシントン州コロンビア・ベースン地域、エレンズバーグ地域共に1番刈の収穫を終えました。各地において散発的に降雨を受けたため、一部では雨あたり被害を受けています。コロンビア・ベースン地域はチモシー圃場が一部スイート・コーンや小麦に転作されたことから、作付け面積が若干落ちたとされています。このため、米国産チモシーについては他草種と比較して需給環境がやや厳しい見通しです。

(2)カナダ産
 主産地であるアルバータ州南部レスブリッジ近郊では1番刈の収穫が行われています。収穫途中の降雨もなく、品質・量共に良好な状態で、現段階で半分程度が収穫を終えました。7月後半から8月上旬にかけて北部クレモナ周辺での収穫が始まります。

6.オーツヘイ
(1)豪州産
 豪州は冬季に突入しています。秋口の冬作物播種も概ね終了したことや、その後降雨も記録されているため、順調な滑り出しとなっています。この先はラニーニャによる多雨も予想されており、オーツヘイとしては平年作が予想されています。
 しかし、現在記録されている降雨は豪州産の新穀時に反映されるとされ、豪州国内において当座必要な飼料は引き続き不足していることから、国内需要は旺盛です。

(2)米国産
 カリフォルニア州北部のごく一部を除いてオーツヘイの収穫を終えました。
 特にカリフォルニア州中部を中心とした干ばつはオーツヘイの収穫に影響を及ぼし、全体的な収穫量は平年よりも下回っているとされています。しかし各種北米産新穀の登場や今年秋口以降の豪州産オーツヘイ見通しが明るいため、全体の需給環境には大きな影響を及ぼすことはない見通しです。


 

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