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2007年 06月12日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年6月号

平成19年6月12日
 
全国農業協同組合連合会(JA全農)
 
 
輸入粗飼料情勢 / 平成19年6月号
 
 
 新穀収穫も中盤に差し掛かってきました。
 ワシントン州では遂にチモシーの収穫も始まり、いよいよシーズン最盛期に突入です。カリフォルニア州を始めとして、米国各地では干ばつが深刻化しつつあります。カリフォルニア州については、ここ最近降雨がないことのみならず、冬場のシェラネバダ山脈の降雪が例年を大きく下回ったことに端を発します。収穫中の降雨は供給量に影響するため好ましくありませんが、干ばつが少しでも改善されることを祈るばかりです。

1.スーダングラス
 主産地のカリフォルニア州インペリアル・バレーでは1番刈収穫の最盛期に入っています。
 同地域ではまだ気温が上がりきっていないため、収穫物も色目の強いものが主流ですが、今後気温と湿度が上昇するに連れて色抜け品の発生が期待されます。
 6月1日発表の作付け面積は、昨年同時期対比で102%とここ10年間で最高レベルを記録しており、今年度産の安定供給が期待されるところです。

2.バミューダーヘイ
 現在は2番刈の収穫が行われております。
 6月1日発表の作付け面積では、昨年同時期対比で103%となっていることや、種子価格の低迷から種子採取をせずに牧草として収穫する生産者が多いことが予測されていますので、通年では潤沢な供給量が期待されています。
 一方、種子採取後のストローは、供給量は前年を下回ることが予測されています。加えて、ここ最近の穀物相場と連動して他原料価格が高騰していることを背景に、国内フィードロット向けの需要は増加傾向です。そのため、バミューダーストローの需給は引き締まることが予測されています。
 
3.アルファルファヘイ
 主産地のワシントン州パスコを最南部としたコロンビア・ベースン地域では1番刈の収穫をほとんど終えました。
昨年度産は甚大な降雨被害から輸出可能数量が大きく減少しましたが、今年度産の降雨被害は20%弱程度と言われており、国内外向けの供給量は満たされるものと予想されています。
 コロンビア・ベースン南部では今週から2番刈の収穫が始まる予定となっており、ヘイキューブ原料を含めた収穫がいよいよ本格化します。

4.ストロー類
 主産地であるオレゴン州ウィラメット・バレー周辺ではライグラス、フェスキュー共に順調に生育しています。5月中旬以降やや高温乾燥の天候が続き、作物への影響が懸念されましたが、6月上旬には連日の降雨が作物へのストレスを和らげました。単収をより多くするためには、もう少し降雨量が必要です。
 このまま順調に推移すれば、フェスキューは7月上旬の収穫、ライグラスが7月中旬以降の収穫が予定されています。

5.チモシー
(1)米国産
 ワシントン州パスコを最南部としたコロンビア・ベースン地域を始め、中部のマタワやオセロ周辺でも収穫が始まっています。6月上旬に同地域を通過した降雨は刈り取り後、天日干しをしている原料ヘイを直撃しました。幸いにも刈り取りは始まったばかりでしたので、大量の降雨被害をもたらすことはありませんでしたが、全体量の10%程度は降雨被害を受けたとされています。
 一方、伝統的な主産地であるワシントン州エレンズバーグ周辺では今週から収穫が始まる予定です。

(2)カナダ産
 現在生育中のカナダ産チモシーは、春先の降雪や低温により若干遅めの成育となっています。しかしここ数週間で気温も上昇し、降雨もあることから生育環境は良好で、このまま天候が維持できればアルバータ州南部の灌漑施設地域では7月上旬の収穫、中部天水地域では7月下旬の収穫が予定されています。

6.オーツヘイ
(1)豪州産
 豪州国内では各地で徐々に降雨が見られ、菜種から始まる各種作付けもなんとか進んでいる様子です。今後ルーピン、大麦、小麦、オーツへと進みます。
 5月下旬に発表された6-8月の3ヶ月降雨予想によれば、今年度はラニーニャ傾向の年として、全豪で平年並みの降雨量が期待されるとしています。しかし国内で当座必要な牧草は引き続き不足しており、継続して国内需要は旺盛です。

(2)米国産
 カリフォルニア州中部のベーカーズ・フィールド周辺では干ばつの影響を強くうけています。降雨不足による単収減は甚大であり、収穫後の各種費用がその単収では賄えないので、そのまま圃場に放置するところも見られるようです。
 カリフォルニア州最南部のインペリアル・バレーでは収穫終了。北部のサクラメント周辺でもほぼ終了しており、オーツヘイは豪州産も加えて供給量が大幅に減少する結果となりました。
以上


 

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