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2007年 04月23日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年4月号

平成19年4月23日
 
全国農業協同組合連合会(JA全農)
 
 
輸入粗飼料情勢 / 平成19年4月号
 
 
 前月号では新穀の訪れをお知らせいたしました。今月号では南カリフォルニアを中心に各草種での1番刈りが進められております。今後は気温もさらに上がり、本格的な収穫シーズンへと突入です。
 
現在の情勢は以下のとおりです。
 
1. スーダングラス
 主産地であるカリフォルニア州最南部インペリアル・バレーでは、早播きスーダンの状況が確定的になってきました。ここ最近の好況な穀物相場を背景に、同産地では冬場の作付けを小麦とする農家が増えたため、早期に作付けするスーダンの面積は昨年対比でやや減少傾向です。(4/15時点 昨年対比 94%)
 今後、小麦収穫後には遅播きが播種されますが、これは大幅に拡大した小麦面積の約半分が作付けされるであろう、という予測が一般的です。
 近年では、早播き面積と遅播き面積の比率は圧倒的に早播き面積が大きいのですが、今年度産は遅播き面積割合が拡大することとされております。このため、遅播きは生育時に気温がピークに達する程高温下、高湿度下での生育となることから、今年度産の多くでは雑草や茶葉の混入が目立つことになりそうです。
 
2. バミューダーヘイ
 一部では刈り取りが開始されました。
 今年度産は種子よりも牧草で収穫した方が利益を得られるとして、生産農家は牧草での収穫を中心とする見通しです。このためヘイの供給量は増えますが、ストローの供給量は大幅に減少すると言われております。なお、ストローの新穀登場時期は早いものでも7月中旬になる見通しです。
 
3. アルファルファヘイ
 主産地であるワシントン州パスコ近郊では、現在一番刈りが生育中です。このまま順調に生育を続けられれば、5月第2週に収穫が予定されている状況です。
 ここ最近の穀物市場好況を受け、一部農家ではアルファルファの古い畑を短期的にとうもろこしへ輪作する動きも散見され、作付け面積は昨年同時期対比でも若干減少傾向となっております。加えて、米国内の乳価が好調であるため、1番刈りの引き合いは非常に強いと予想されております。収穫時に降雨等があった場合は、これら需要がそれ以降の2番刈り以降へと持ち越されることになります。
 
4. ストロー類
 現地在庫の逼迫は続きます。
 主産地であるオレゴン州ウィラメット・バレーでは現在ライグラス、フェスキューが生育途中にあります。ライグラスの作付け面積は昨年対比で大きな変化はありません。一方、フェスキューは種子価格が良いことを主要因に、その面積を拡大させております。ただ、1年目等の若い圃場は他種の混じってしまう可能性が高いため、これらは輸出用に向けません。そのため、今年度産の輸出量には大きな影響を及ぼすことはないでしょう。
 新穀の刈り取りは、ライグラスストローで7月下旬頃、フェスキューストローは7月上旬頃を予定しています。
 
5. チモシー
(1)米国産
 シングルベールの燻蒸が屋外でも可能な時期になりました。シングルベールの場合は束内温度が10度以上で7日間の燻蒸が義務付けられております。(ダブルコンプレスの場合は20度以上で7日間)この温度を保つために冬季は屋内でされる燻蒸ですが、暖かくなるにつれて屋外でも可能となります。今後、5月中旬頃からダブルコンプレスベールも屋外へとなるでしょう。
 ワシントン州パスコ近郊では一番刈りが生育中です。チモシーの成育には若干気温が低いので、やや遅れ気味の生育状態です。予定では6月中旬頃の収穫予定となります。この後、主産地であるエレンズバーグでの収穫が始まることとなります。
 
(2)カナダ産
 各グレードにおいて、堅調な引き合いから現地在庫がない状態です。
 今年度産の1番刈は順調に生育が進めば、7月中旬頃から開始される見込みです。
 
6. オーツヘイ
(1)豪州産
 豪州ではこれから冬場へ入ります。そのため、越冬用の粗飼料が豪州国内で必要とされております。従来は草地へ放牧することでこれに対応してきましたが、今年度産は草地だけでは必要量を賄えないと想定されており、引き続き購入粗飼料を利用する動きがあります。そのため、豪州産オーツヘイは引き続き強い引き合いの中、シーズン中盤へと差し掛かります。
 
(2)米国産
 主産地カリフォルニア州では各地でオーツヘイの収穫が進められております。一部では軽い降雨に見舞われましたが、概ね順調に進められております。今後、早いもので5月中旬から船積が開始される予定です。
 豪州の干ばつや他草種が端境期であるため、米国産オーツヘイには日本・韓国から相当量の引き合いが入っている状況です。
 
以上


 

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