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2007年 03月20日 輸入粗飼料情勢 / 平成19年3月号

平成19年3月20日
 
全国農業協同組合連合会(JA全農)
 
 
輸入粗飼料情勢 / 平成19年3月号
 
 
 カリフォルニア州南部では一部草種で'07年度産の刈り取りが開始される等、いよいよ新穀のスタートとなりました。
 '06年度産は各地における度重なる旱魃や不作、他国需要の増大等が需給環境を大きく悪化させました。'07年度産は順調な収穫を経て、少しでも供給体制が安定化することを願うばかりです。                 
 
現在の情勢は以下のとおりです。
 
1. スーダングラス
  主産地であるカリフォルニア州最南部インペリアル・バレーでは、早播きスーダンの播種が遂に始まりました。最近広く知られております、穀物相場高騰の影響を受け、同地域でも小麦の作付け面積が前年度産の約2倍まで広がっています。このため、この小麦作付けと時期的に競合するスーダンの早播きは減少傾向となることが予想されています。加えて、ここ近年では野菜相場が堅調であることを背景に、秋口の野菜作付けに備えて、極力早めにスーダンを終えてしまう傾向があります。よって、小麦の増加による早播きの減少に加えて、野菜の作付けに備るためにスーダンを早期終了させる傾向が強まっていることから、今年度産については全体的な供給量が減少する可能性があります。
 
2. バミューダーヘイ
 主産地インペリアル・バレーでは、多年草である同草種への注水が始まりました。1番刈は例年よりも2週間程度遅れており、4月後半が概ねの開始時期とされています。
 作付け面積は前年度産よりも若干増えてはいるものの、国内馬糧用途需要からの引き合いや、折からの強い輸出需要がマーケットを堅調にさせる原因となっています。
 
3. アルファルファヘイ
 各地で生産されるアルファルファヘイですが、カリフォルニア州インペリアル・バレーでは1番刈が始まっております。同産地における1番刈は主に国内消費用として流通するため、日本向けに輸出されることは稀です。今後、2番刈以降が約30日おきに続きます。
 主産地であるワシントン州では4月後半の1番刈に向けて生育中です。
 
4. ストロー類
  不作を背景としたライグラスストロー、フェスキューストローは殆ど現地在庫が残っていません。特にライグラスストローについて、オレゴン州の輸出統計では2月の輸出量が大幅に減少しています。これは現地在庫の払底が現実的なものとなってきていることを意味し、今後、端境最終期までの需給環境は非常に厳しいものとなるでしょう。
 新穀は現在生育中で、ライグラスストローは7月下旬頃、フェスキューストローは7月上旬頃からの刈り取りを予定しています。
 
5.チモシー
(1)米国産
 冬期室内燻蒸期間中となっています。
 今年度産の1番刈は順調に生育が進めば、5月中旬から一部では開始される見込みです。

(2)カナダ産
 各グレードにおいて、堅調な引き合いから現地在庫がない状態です。
 今年度産の1番刈は順調に生育が進めば、7月中旬頃から開始される見込みです。
 
6. オーツヘイ
(1)豪州産
 昨年大旱魃に見舞われた豪州を主産地とするオーツヘイは、その生産量を大きく減少させました。
 さらに、世界的なエネルギー価格の高騰に伴う、エネルギー産業の好況が牧草加工生産現場の労働力を鉱山等へと流出させてしまっている現状です。このため、作業が予定通り進まずに船積の乱れが見られます。
 
(2)米国産
 主産地のカリフォルニア州の収穫は、南部インペリアル・バレーでは一部で収穫が始まりました。しかし大半は4月後半になる見通しです。その他カリフォルニア中部以北の地域では、4月後半から5月中旬頃の刈り取りが予想されております。
 
以上


 

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