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平成26年2月14日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成26年2月号
 
はじめに
 各生産者や関係者は、農業紙を中心に掲載されている西海岸各地の旱魃傾向に注視しています。観測開始以来最悪の旱魃となっているカリフォルニア州では、州知事による先月の非常事態宣言にて、州民各位に20%の使用削減を呼びかけているところです。
 インペリアルバレー灌漑局では慢性的な水不足に備えて、休耕地プログラム(水利保護を目的とし、作付しないことを登録すると一定補償が得られる制度)を傘下生産者に提案しています。昨年の段階で登録は終了しているとはいえ、今年の休耕地面積は過去最大を記録しそうです


1.アルファルファヘイ
 1番刈を間近に控えるインペリアルバレーでは、旱魃や乳製品価格の好況を受け、国内生産者による収穫前の買い付けが広がっています。
 作付面積については、興味深い傾向となっています。1)輸出市場好調、2)国内市場好調、と需要は堅調ですが、先月からさらに作付面積は減少しています。10月からは新規作付けの時期であり、好調な市場であれば作付面積が拡大するのが一般的ですが、インペリアルバレーでは過去5年間の傾向と比較しても大幅に作付面積が減少しています。これは水利確保の問題に収斂されるものと思われますが、これによる産地相場の高騰が懸念されます


[インペリアルバレーにおけるアルファルファヘイ作付面積の同時期対比]
                                   単位:エーカー

 
2.スーダンヘイ
 小麦の作付面積は3月下旬から4月上旬頃まで続きます。そのため2-3月の作付動向で面積がほぼ確定する見通しですが、面積は最近では最低のレベルで収まっています。このため小麦を要因としてスーダンヘイの面積が減少することは考えづらいことから、今後面積を左右するのは水利確保の問題に収斂されると思われます。
 今年スーダンヘイを作付する生産者は、収益性を例年以上に意識し単収増を突き詰める傾向が強いと思われます。そのため単収の低いプレミアム品の発生減少が懸念されます


[インペリアルバレーにおける小麦作付面積の同時期対比]
                                   単位:エーカー


 
 
3. ストロー類
 ストロー類も旱魃の影響を強く受けています




 左右ともペレニアルライグラスの新規圃場です。ウィラメットバレーも例年と比較して降雨が少なく低温であったため、冬季の生育が阻害されています。そのため、1)単収減、2)収穫遅れ、のどちらかが見込まれる可能性があります。
 
4.豪州産オーツヘイ
 既報の通り、供給余力が中級品に集中しており厳しい競合を招いていることや、豪ドル安傾向にあったことが影響し価格は軟化傾向にあります。一方、上級品は発生量が限られていることから、相場は堅調に推移しています。 

以上

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