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平成26年5月28日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成26年5月号
 
はじめに
 カリフォルニア州を中心とするPSW地域では事態が好転することなく現在に至ります。同州の降雪調査最終報告によると農業用水、人口用水ともに供給余力は平年の1/3となる見込みです。PSW地域では来年の雪解け時期まで著しい水不足になるものとみられます。


1.アルファルファヘイ
 ワシントン州コロンビアベースンでは収穫が始まりました。大手輸入業者は昨年同時期対比+$30-40/stの購入打診連絡を地域の生産者に送ったようですが、輸入業者各社が追随する様子は今のところありません。カリフォルニア州ではすでに収穫作業が始まっており、最も旱魃のひどい中部では昨年同時期対比+$50-80/st程度の値上がりが報告されています。この先一ヶ月で市場価格傾向も概ね固まってくるものと思われます。


 
2.スーダンヘイ
 カリフォルニア州インペリアルバレーとブライスバレーでは収穫作業がはじまりました。スーダンヘイの作付面積は5/15日時点で43,597acreまで広がり、早蒔きとしては十分な面積が播種されています。一方で、小麦の作付面積は直近5年間で最低レベルであるため、遅蒔きのスーダンヘイの作付面積に大きな期待は寄せられません。早蒔き収穫品でどの程度集荷を進めるかが大きなポイントとなりそうです。

 
 
3.ストロー類
 産地では雨季も終盤に差し掛かり、日中気温が60F(15℃)を下回ることはないと予報され、順調な生育が期待されます。フェスキューは6月下旬に受粉、7月上中旬に収穫開始をそれぞれ予定しており、概ね平年どおりのスケジュールです。ペレニアルライグラスは7-10日間ほどフェスキューよりも遅れて作業が進みます。アニュアルライグラスは、早いものですと6月下旬から7月上旬の収穫開始が予想されます。旧穀在庫はまだ各地にあるようで、特にアニュアルライグラスの市場価格は低迷することが予想されます。


4.USチモシーヘイ
 ワシントン州コロンビアベースンでは初夏の様相で、5月下旬まで好天が続く予報です。今年も平年通り(6月第一週頃)の収穫スケジュールが見込まれます。輸入業各社は繰り越し在庫を殆ど有していないことから、収穫時期当初の市場価格は高値で推移する見通しです。ただし、作付面積は昨年対比増であることから、降雨被害がなければ収穫期中で価格は軟化に向かうものと予想されます。

5.豪州産オーツヘイ
 南豪州、ビクトリア州では播種が開始されました。広範囲での降雨がありましたが、発芽や初期成育に必要な降雨の幅です。西豪州でも播種の時期に入りました。特に西豪州北部では土壌水分不足が懸念されていましたが、4月末にまとまった降雨がありました。作付けへの悪影響はないと思われますが、土壌水分不足が緩和したことから菜種の作付けも検討できるようになり、生産者にとって作付品目の選択肢が増えます。なお、受け渡し中の価格に関しては、豪ドル高の影響により供給元からの値上げ要請が散見されます。

以上

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