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平成26年6月27日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成26年6月号
 
はじめに
 北米各地で新穀の収穫作業が本格化し、現時点まで順調に進んでおります。ライグラスストロー、フェスキューストロー、カナダ産チモシーの収穫作業も順次はじまるものとみられます。


1.アルファルファヘイ
 ワシントン州コロンビアベースンでは一番刈りの収穫が終盤を迎え、コロンビアベースン南部には二番刈りの収穫を開始する生産者も出てきています。最近の価格帯としては、良品は高値の取引が続く一方で、低級品は昨年並みの取引も垣間見られ、両者間の差が顕著になっています。市場価格は固まっていないものの、天候に恵まれているため買いを急ぐ必要はないと思われます。
 カリフォルニア州インペリアルバレーでは三番刈りの収穫が進められています。時期柄、過乾燥の原料となっていますが、値ごろ感の強いものとして引き合いは強い様子です。アイダホ州でも収穫がはじまりましたが、一部地域の旱魃や冷涼多雨、害虫被害等の影響で単収は減少するものと思われます。


 
2.スーダンヘイ
 カリフォルニア州インペリアルバレー灌漑局による作付面積レポートが未着のため、作付面積のデータについては今回、見送らせていただきます。
 スーダングラス(スタンダードカラー品)の収穫作業は始まっており、現段階における降雨被害は報告されておりません。色抜け品に関しては、7月下旬から8月上旬にかけて収穫される見込みです。また、ワシントン州エレンズバーグでもスーダングラスの収穫時期が近づいてきています。

 
 
3.ストロー類
 ウィラメットバレー南部では7/7前後からフェスキューが、その一週遅れでアニュアルライグラスが輸出可能になる見込みです。中部では7月第2週頃にフェスキューの、第3週以降にペレニアルライグラスの収穫作業がはじまるものと思われます。


4.USチモシーヘイ
 コロンビアベースンでは、チモシーヘイの収穫作業が始まっています。現時点では降雨被害がないため、市場価格はまだ固まってはいないものの、プレミアムに満たない品質の購入に関しては様子見の姿勢をとるのが吉ではないかと思われます。また、エレンズバーグでも収穫作業がはじまり、供給余力の改善が期待されます。

5.豪州産オーツヘイ
 受渡中の旧穀は、一時、中位グレードの需給環境緩和による相場の軟化がみられましたが、ここに来て中国が次々に成約を果たし、産地の余剰在庫は一掃された様子です。
 新穀に関しては、まだまだ情勢が読めない点が多々あります。ただし天候に関して、6/3に豪州気象局より発表された報告によると、2014年中にエルニーニョ現象(海水温が平年より高くなる現象)が発生する確率は70%とされています。また、向こう3ヶ月の降雨予想ではニューサウスウェルズ州や南オーストラリア州を中心に乾燥した天候が予想されています。

6.海上運賃情勢
 5/12よりILWU(国際港湾倉庫労組)とPMA(太平洋海事協会)間で具体的な労使交渉が進められています。交渉内容がなかなか表に出てこないこともあり、交渉の一時中断という一部メディアの報道がありましたが、これは正しくない、という共同声明を6/4付けで発表しています。引き続き契約更改交渉を進めては居ますが、楽観的な内容は聞こえてこないのが現状です。
 7月からBAF(燃料油付加費)が下がる予定である一方、IFS(内陸燃料割増料金)は上げとなっており、海上運賃へのインパクトは薄い模様です。
以上

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