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平成26年7月24日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成26年7月号
 
はじめに
 粗飼料新穀の収穫作業は各地で順調に進められており、収穫シーズンも中盤戦に入ってきました。
乾牧草各品目の現在の状況をご報告します。


1.アルファルファヘイ
 ワシントン州コロンビアベースンでは二番刈りの収穫最盛期を迎えています。主だった降雨被害もなく、ベースン全域の供給余力は十分あるとみられます。既報の通り、一番刈りの価格は大きく引き上げられましたが、その後の収穫環境が良好であったため豊作期待から価格下落が期待されていました。しかし、カリフォルニア州の旱魃による需給逼迫や、好調な乳価に支えられた米国内酪農家の旺盛な購買意欲を背景に、二番刈り価格は堅調に推移しており、大きな価格下落となっていないのが現状です。
 カリフォルニア州インペリアルバレーでは五番刈りの収穫が進められています。主な仕向け先は米国内酪農家ですが、ワシントン州産アルファルファの高値を嫌った韓国からの買いが入っているようです。


 
2.スーダングラス、バミューダ、クレイングラス
 スーダングラスは例年よりも2-3週間早い収穫が開始されており、およそ8割程度の一番刈り収穫が終了しました。それに伴い、2番刈りや遅蒔きの収穫も例年比で早まることが予想されます。収穫が早い影響で、メキシコ湾から北上する湿気とタイミングが合わず、結果色抜けが進まない可能性があります。
 バミューダにつきましては、カリフォルニア州の旱魃の影響からか極めて高い価格で取引されている上、ここ6年で最も小さい作付面積を記録しております。
 クレイングラスはここ6年で最高レベルの作付面積を記録しており、価格の上昇が抑制されています。現在、三番刈りを終えましたが、湿気の影響からかブリーチや茶葉が入り始めました。なお、プレミアム品の収穫は9月以降になる見込みです。

 
 
3.ストロー類
 ウィラメットバレーでは6月中旬からのアニュアルライグラス収穫に続き、ペレニアルライグラスの収穫も始まりました。7/20頃以降に収穫が本格化する見込みです。同地区南部ではアニュアルライグラスとフェスキューの一部に雨当たりが発生しています。


4.チモシーヘイ
 コロンビアベースンではチモシーヘイの収穫作業がほぼ終了し、現在はワシントン州東部やアイダホ州での収穫が進められています。雨当たりもなく、供給余力も十分にあるチモシーですが、価格は堅調で、期待された市場価格の下落は現時点では見られていません。品質に関して、今年度産は細軸傾向の品種が多く、また、上位品に至らない茶葉混じりのスタックが多い年となっています。
 カナダ産チモシーに関しては、天候に恵まれ、順調に収穫時期を迎えるものと見られ、十分な供給余力と良品集荷が期待されています。

5.豪州産オーツヘイ
 受渡中の旧穀は、中位グレードの需給環境緩和により相場も軟化していましたが、相次ぐ中国との成約により産地の余剰在庫は一掃された様子です。新穀に関しては、各地で播種が終了し、順調な生育が進んでいます。

6.海上運賃情勢
 ILWUとPMAの労使間交渉が進んでいます。
 両者の契約は、本年6月末日で切れましたが、7月以降は既契約を元に、通常通り各港のオペレーションが行われています。現地時間7/1付けで両者 (ILWU-PMA) の共同声明が以下のとおり発表されています。
1) 現在の契約は7/1に期限切れとなりますが、労使交渉は継続する。
2) 労使間で新契約が妥結するまでの間は通常の物流、荷役を継続する。
3) 労使ともに西海岸の港の戦略的な重要性を理解しており、可能な限り早く交渉を妥結させることが西海岸の港における物流の信頼性を守ることにつながると認識している。
 労使交渉の経過や状況については、一切情報が開示されていませんので、具体的な状況について知りうることは極めて難しい状況にあります。交渉の不調が続けば港湾運営に支障を来たすことも否定できないため、今後も状況を注視していく必要があります。
以上

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