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平成27年1月27日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成27年1月号
 
はじめに
 今回も港湾関連状況を冒頭にご案内致します。
 10/31から表面化した労働者側(ILWU)による作業効率の意図的低下(スローダウン)は未だ継続しており、労使間の新契約合意には至っていません。先月末より使用者側(PMA)が連邦政府を調停人として交渉の場に呼び込むことに成功し、現在双方の調整が進められていますが、目に見える前進は見当たりません。加えて、中国は春節時期(2/18-24)に入り、中国からの輸出量が2週間程度激減するため、2-3月は空コンテナ供給がさらに厳しくなる見通しです。
 港の問題、船の問題、空コンテナの問題等がある中、トラック不足が大きな問題として浮上してきています。牧草業界のみならず輸出野菜や木材等と競合している状況下において、コンテナを返却できないことによるトラックドライバーの長時間拘束や賃上げによるトラック確保等の動きが顕著で、状況は厳しくなる一方というのが正直なところです。


1.アルファルファヘイ
 各地での収穫は既に終え、カリフォルニア州インペリアルバレーでは新穀が間近に迫っています。一部では剪定作業が始まっていますが、安定しない天候による降雨被害を受けている圃場もある様子です。
 ワシントン州コロンビアベースンでは10-11月の転作作業を終えて一段落しているところです。今後、市場環境によっては期中(6月中旬迄)でとうもろこしに転作するかが注目されます。港湾問題の影響から各輸出業者は大量の繰越在庫を有する見込みであり、新穀への引き合いは弱いことが予想されるため、生産者は転作に意欲が高い可能性があります。

2.チモシーヘイ

 2015年度産となる作付作業は終了しています。アルファルファヘイと同様に、コロンビアベースン内の生産者は港湾争議を鑑みて、1番刈収穫後にとうもろこしを播種する方向性が強いと予想されます。ここ数年の状況から「良品は高く売れる」とされ作付意欲は高い一方で、2014年度産では期中に市況が軟化したこと、特に2番刈の売り先が無かったことをネガティブに捕らえている生産者が目立ちます。

 
3.豪州産オーツヘイ
 各地域において豪州産オーツヘイの収穫作業は終了しました。一般的には5-10%の作付面積が菜種や麦類へ移行したと伝えられてきましたが、西豪州ではそれ以上の20-30%程度が移行したとも言われています。また、収穫時の降雨により牧草収穫から穀類収穫へ切り替えた生産者も多く、同地域の供給余力は25-35%程度の減少が見込まれています。東・南豪州では旱魃傾向による水量不足から生産量は減少しているとされ、豪州の総供給余力は例年よりも減少する見通しです。

以上

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