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※3月3日に掲載した内容に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

 
平成27年2月25日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成27年2月号
 
はじめに
 今回も港湾関連状況を冒頭にご案内致します。
長かった港湾争議も2/20(金)に双方から共同声明が発表され、終結に至りました。争議はこれで落ち着きましたが、CYの滞留貨物や滞船処理には時間が大変かかると見込まれています。
 北米輸出貨物にとって重要な要素である空コンテナも、既報のとおり中国の旧正月の影響(中国は米国へのコンテナ輸出貨物が多いため、北米側に空コンテナが生じやすい一方で、旧正月期間はコンテナ貨物の輸出量が減少する)や東廻り航路貨物量の減少による空コンテナ供給量の減は避けられず、完全な復旧となるまでの見通しは立てづらい状況です。
 現在、2月下旬にして3月下旬までの本船booking(本邦到着4月20日前後)は埋まっている状況です。

1.アルファルファヘイ
 2/11に発表されたカリフォルニア州インペリアルバレー灌漑局の報告では、今年度のアルファルファ作付面積は昨年同時期対比で11,578エーカーの減少が見込まれています。今年の予想作付面積は、この10年で2008年度産に次ぐ少ない作付面積であり、80,000から90,000トンの供給余力減少が予想されています。
 ワシントン州コロンビアベースンでは、港湾争議の影響から旧穀の持ち越し在庫が発生し、新穀の引き合い低下が予想されています。一般論では、引き合いが低下すれば市況価格は下落するため、生産者の一部は春先にとうもろこし等へ転作することを検討しているようです。今後の展開に引き続き注目すべきでしょう。

2.スーダングラス
 既報のとおりスーダングラスの裏作となるデュラム小麦の作付意欲は強く、昨年の倍の作付面積と報じられています。ところが、昨年の作付面積が小さかったため、「昨年の倍の作付面積」であっても過去10年平均を若干下回る程度となっており、一部では55,000エーカーが天井だとも言われています。
 また、遅蒔きスーダングラスは例年並みの播種が見込めそうです。

3.チモシーヘイ
 アルファルファ同様、転作を検討する生産者の多いチモシーヘイですが ①まだ多くの2番刈が原料市場に残っていること ②2番刈は一般的に高価であり、また需要も多くないため、2番刈の販売は難しいこと から、生産者の多くが2番刈までは育成せず、1番刈の収穫後にとうもろこし等へ転作しようと検討しています。また、港湾争議の影響から旧穀が滞留しているため、新穀の引き合いが弱くなるであろうと判断する生産者もいます。そうした生産者は1番刈の収穫を待たずにとうもろこしへ転作することも検討しています。作付面積について、今後注視が必要です。

4.豪州産オーツヘイ
 豪州産オーツヘイについて、東・南豪州での旱魃、西豪州での作付移行による生産量減により、総供給量は例年以下となる見通しです。各供給元によると原料価格は昨年度産対比で20%ほど上昇見込みである一方、為替相場が昨年同時期対比で15-16%程度豪ドル安になっているため、原料価格の上昇が直接的に反映されていない状況にあります。米国西海岸の港湾争議による受渡の遅延および不安定性の影響から豪州産のオーダーが各方面からあるようで、各社ともフル稼働で供給体制を構築しています。
以上

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