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平成28年6月24日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成28年6月号
 

1.アルファルファヘイ
 西海岸南部では4番刈の収穫を終え、5番刈の収穫を待つ状況です。収穫時期が夏場に入ってきたこともあり、成分値の低下が見られるようになってきました。主産地の1つであるインペリアルバレーでは、中国向けの出荷が引き続き順調であることから、同地域の2016年度産作付面積は先月に引き続き過去10年で最高値を記録しています。その一方で、6月に入ってから種子用として水利申告する圃場が増えました。西海岸北部コロンビアベースンのアルファルファ2番刈の収穫も始まりました。

 
2.スーダングラス
 主産地のインペリアルバレーでは早蒔きスーダングラスの収穫作業が進められています。6月の第一週までに20%程度の収穫進捗が見込まれ、以降8月中旬頃までに75%程度の収穫が見込まれます。今年は昨年度産よりも作付面積が小さいことから、供給余力減により価格弾力性はさらに小さくなることが予想されます。また、現段階では近年続いた高値によるスーダングラス離れの傾向が改善されるような環境下にはありません。

3.ストロー類
 ストローは総じて繰り越し在庫が多く、市況価格の上昇が見込まれないことを理由として、ストローを土へ帰して肥料見合いの価値を見出す傾向の生産者が多い様子です。その一方で、ストローは収穫時期の天候により供給余力が著しく変化しますので、フェスキューの収穫時期が始まる7月上旬からライグラスの最盛期となる8月中旬まで落ち着くことができません。

 
4.チモシーヘイ
 チモシーヘイの収穫作業が最盛期を迎えています。今年度産は昨年度産よりも上位品の収穫が増えている一方、大手輸出業者が馬糧用途需要として広範囲で集荷作業を積極的に進めていることを主要因に、上位品の価格は昨年並みないしはそれ以上の市況を構成しています。中位品は、市場の繰越在庫が多く上位品のような値上がりは見せていないので、大量給与品需要(酪農向け等)には昨年度産同様に他草種(スーダングラス等)よりも取り扱いやすい一方、上位品と中位品の価格差および、品質格差の大きなシーズンが予想されます。
 
5.豪州産オーツヘイ
 豪州全体の需給は旱魃による単収減や中国からの引き合いが旺盛であり、相場は堅調に推移すると見られています。ただし、サプライヤーによっては端境期を待たずに在庫が払底する見込みです。東豪州では4月最終週以降、複数の降雨があったものの、土壌水分の蓄積のためには更なる降雨が期待されています。現時点では概ね播種が完了している模様であり、西豪州では降水量や土壌水分値については良いスタートが切れています。食用オーツグレインの価格が高値で推移していたことを受け、豪州全土で記録的なオーツの作付面積となっており、今後、食用オーツグレインの相場次第では牧草として刈り取る農家も増えることが想定されています。 
以上

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