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平成28年8月25日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成28年8月号
 

1.アルファルファヘイ
 西海岸南部では5-6番刈の収穫作業が進められています。西海岸北部では3番刈の収穫がほぼ終了し、4番刈を控えている状況です。依然として国内需要の盛り上がりはないですが、一部の大手輸出業者が積極的に原料集荷に動いています。

 
2.スーダングラス
 主産地のインペリアルバレーでは8/15付けの作付面積が過去20年で最低水準となっています。この要因として、①早蒔き生産者の2番刈収穫意欲が極めて低いこと、②小麦収穫後にスーダングラスを生育する意欲が薄かったことが挙げられます。例年であれば、7/15-8/15の期間内に10-20%程度の作付面積が減少するに留まりますが、本年度の同期間内には50%もの作付面積が減少しました。スーダングラスは未だ需要が固定的であるため、相対的な飼料価値よりも草種、あるいはグレード固有の需給理由による市況構成が優先される傾向にあります。そのため、必要に応じて、①他産地化(中部・北部カリフォルニア州)、②他草種への移行を実現することが競争力の拡充につながると考えられます。

3.ストロー類
 7月初頭に収穫の最盛期を迎えたフェスキューストローおよびアニュアルライグラスストローは、供給力に影響を及ぼすまでの降雨被害を受けることになりました(それぞれ70%、90%)。ただし、降雨以前に70%程度の収穫進捗であったことや旧穀の繰越在庫もあることから、通年供給が不安視される材料とはなっていません。フェスキューストローは韓国が主要購買元になり、需給は構造的に拮抗していることから、コストよりもマーケットの要素がここ数年強くなっており、アニュアルライグラスストローよりも高い単価で取引されています。今年度産で生じた降雨被害による供給減少は、需給を逼迫させる要素になることは間違いなく、アニュアルライグラスストロー対比での価格差は広がるものと考えられます。

 
4.チモシーヘイ
 現在ワシントン州、アイダホ州、オレゴン州のチモシーヘイの1番刈の収穫作業は終了しており、2番刈も終盤に差し掛かっています。今年度産は特に牧草類の市況価格低迷を嫌って、2番刈の収穫を行わずに1番刈収穫後にとうもろこしを始めとした他作物を作付けする圃場が目立ちます。このことから、2番刈良品の市況価格は1番刈中位品程度となっており、同草種に安値を期待する状況ではありません。
 
5.豪州産オーツヘイ
 豪ドル高傾向となった5月積み以降、価格は上昇基調となっていましたが、北米産牧草の新穀市況下落を受け、競争力を維持すべく、一部のサプライヤーが価格を下げてきています。旱魃による単収減や中国需要により需給自体は拮抗しており、一部では端境期を待たずして在庫を売りつくすサプライヤーも想定されています。播種は各地で3月までに終了しており、生育に必要な降雨もあって順調に推移しています。東豪州では州内北部酪農家からの内需があるものの、2016年度産では潤沢な供給が見込まれるとの予想です。南豪州では作付け当初の乾燥気候が生産者を菜種へと向かわせましたが、降雨の予報以降オーツヘイの作付面積を伸ばしています。西豪州では播種前の潤沢な降雨により土壌水分が良好な条件下で作付けが始まりました。 
以上

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