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平成28年9月28日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成28年9月号
 

1.アルファルファヘイ
 西海岸北部では、4番刈の収穫が終了しました。西海岸南部では、多くの生産者が5番狩の収穫を進めていて、一部の生産者では6番刈の収穫を進めています。従来の生産者は、単収を最優先事項としていて、刈取番手日数を30日前後とすることが通例です。しかし、今年度産の場合は、国内需要市況が低迷を続けた背景から少しでも分析値の高い牧草を収穫することが生産者の利益率を最大化することに繋がるため、刈取番手日数を短くし、成分値の高い牧草を良い状態で収穫する意思が強く働きました。このため、今年度産の品質水準は例年よりも高いものと評価されています。

 
2.スーダングラス
 主産地のインペリアルバレーでは、9/15付けのスーダングラス作付面積が引き続き過去20年で最低水準となっています。現時点では、アルファルファヘイへの転作が目立ちますが、野菜類の作付けがピークを迎えるのは10/15-11/15頃であり、翌2ヶ月が2017年度産のスーダングラス作付面積を占う指標となります。

3.ストロー類
 フェスキューストローは、収穫時の降雨により供給余力に著しい影響が生じました。このため、供給元は降雨被害を受けていない商品をPremiumとし、借り倒しはしたものの種子採取前に降雨被害を受けたもの(変色の軽いもの)について#1、上記作業中に種子を採取した後に降雨被害を受けたもの(変色の著しいもの)を#2として、複数グレードでの事業運営を余儀なくされています。フェスキューストローの大半は韓国向けとなりますので、供給余力で影響を強く受けるのが韓国市場です。この韓国市場が雨あたりを嫌ってライグラスストローの集荷を進めた場合、需給環境は大きく変化する可能性があります。ライグラスストローは、一部降雨被害を受けましたが、全般的には供給余力に影響を及ぼすようなものはありません。そのため、従来どおり単一グレードでの運営となる見通しです。

 
4.チモシーヘイ
 チモシーヘイ2番刈の収穫作業も終盤に差し掛かっていますが、ワシントン州では馬糧用途需要を目的とした大手輸出業者による2番刈の高値購買集荷が市況価格を大きく乱し、一時は1番刈のLow Dairy Premiumよりも高い水準で取引されていました。1番刈市況がDairy Premium品を除いて低水準で終始したことを受けて、多くの生産者が2番刈ではなく、1番刈収穫後にとうもろこしを播種しました。このため、2番刈の対象面積は激減し、馬糧用途需要とのつながりを持つ輸出業者間において過度な原料集荷競争が繰り広げられたことが主要因です。
 
5.豪州産オーツヘイ
 米ドルに対して豪ドル高傾向であったことから、5月積み以降の価格は上昇基調でした。しかし、北米産品の新穀価格下落に対応すべく、一部の供給元では値下げ対応をしています。西豪州北部を始めとして新穀の収穫作業が9月末頃から始まります。2016年度産は全体的に充分な量の降雨があることから、中位品が中心となる見通しです。 
以上

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