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平成29年1月24日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成29年1月号
 

1.アルファルファヘイ
 先月号でもお伝えしたとおり、アリゾナ州やカリフォルニア州南部(PSW)では、アルファルファヘイの2017年度産の収穫作業が2月下半期より予定されています。ワシントン州(PNW)の収穫時期は5月上半期頃から始まるため、現在各地では端境期となっています。生産者への聞き取りレベルですが、PNWでは昨年対比で作付面積が減少する見込みです。理由としては、アルファルファヘイの手取り単価低水準で推移した過去2年からここ最近の国内乳価を考慮していることが挙げられ、国内生産者向けを意識するアルファルファヘイからハイリスク・ハイリターンが期待されるチモシーヘイへと転作する生産者が多く見受けられます。インペリアルバレーにおける作付面積も昨年対比で減少しており、全体的な供給量は昨年対比で減少する見通しである一方、輸出向け数量はさらに伸びることが見込まれています。

 
2.スーダングラス
 スーダングラスの裏作となる小麦の作付けが12月から進んでいます。作付面積の全体像が現れてくるのは2月頃ですが、現時点では過去10年で最も作付面積が少ない傾向になっています。インペリアルバレー産の主要品目を昨年同時期対比して見ますと、減少した各種品目の面積が休耕に移行しているのが2017年度産の特徴です。休耕から品目へ突然移行することは考えにくいため、2017年度産は全体的に作付面積が減少傾向となることは間違いないでしょう。

3.ストロー類
 ストロー類のウィラメトバレー産の不足に伴い、ワシントン州において韓国バイヤーのストロー購買が顕著でしたが、現在では一段落しています。一部大手供給元は、$70.00%st FOB Farm(ライグラスストロー)で集荷している情報もあり、今後$250.00/mtをつける可能性も残されています。ZHI集荷品にてエンドファイトテストを実施してみましたが、各ロット共にエルゴバリン及びロリトレムの基準値を下回っていました。ワシントン州産のストローが日本に向けられることは一般的ではないのですが、産地が異なる場合は必ず上記エンドファイトテストを確認することをお勧め致します

 
4.チモシーヘイ
 チモシーヘイの旧穀在庫が一層され、暫く続いていた中位から下位グレードの安値品も市場で見ることは少なくなりました。日本のバイヤーも積極的に購買していきましたが、国産粗飼料の不作を知った韓国バイヤーの積極購買による影響度が強い印象です。既にチモシーヘイは播種されており、生産者他各位が今年度産の価格展開を占っているところです。
 
5.豪州産オーツヘイ
 東豪州産の小麦ストローは例年に比べて一ヶ月以上も遅れており、船積み開始は1月下旬以降となる見通しです。豊作であることは間違いないものの、直近の天候が思わしくないことから、輸出供給余力としての数値は依然として不明です。西豪州産の供給各社は小麦ストローではなく、オーツヘイの販売に注力したい意向が強く、小麦ストローについては積極的ではない様子です。北米産ストローの状況もあり、一部大手では新穀対比で$20/mt程度の値上げとなっている様子です。
(1) 東豪州
 東豪州での収穫はほぼ終了しています。上位品:10%、中位品:70%、低位品:20%の分布とされており、上位品の供給余力は限られている様子です。生育期間中に多くの降雨があったことから、単収が6-10mt/haと昨年の3-6mt/haを大幅に超す見通しにあり、茎が昨年対比で太め、淡い緑色、中性デタージェント繊維及び水溶性炭水化物が高いとされています。
(2) 南豪州
 南豪州での収穫は既に終了しています。上位品:15%、中位品:60%、低位品:25%の分布とされており、東豪州よりも多少上位品の供給余力は高いとされていますが、それでも限られている様子です。生育期間中に多くの降雨があったことは東豪州と同様ですが、単収は昨年並みの5mt/ha前後とされています。東豪州と同様に茎が昨年対比で太め、淡い緑色、中性デタージェント繊維及び水溶性炭水化物が高いとされています。
(3) 西豪州
 西豪州での収穫も終了しています。上位品:50%、中位品:30%、低位品:20%の分布とされており、他豪州地域よりも上位品の供給余力は高いとされています。茎は昨年対比で太め、淡い緑色、中性デタージェント繊維及び水溶性炭水化物が高いとされており、見た目、成分、供給量共に東豪州や西豪州よりも高いとされています。 
以上

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