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平成31年01月18日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成31年1月号
 

1.アルファルファヘイ
(1) カリフォルニア州インペリアルバレー
 1月8日の灌漑局発表によると、作付面積は前年同時期対比で3%増加しております。これは1月時点で比較すると、2010年以降で2番目に多い作付面積となっています。同地区で作付面積が増加傾向にある背景には、①中東をはじめとした堅調な輸出需要の影響を受けた相場の上昇、②中部の酪農家を中心とした需要が南部へ波及していること、があります。一方中部では、アルファルファから収益性の高いアーモンド等に移行したことに伴い、作付面積が減少傾向にあります。
 新穀相場については、作付面積の増加を理由に相場の軟化を予想する声もあれば、中東や中国からの引き合いや旧穀の繰り越し在庫払底を理由に相場は引き続き堅調に推移すると予想する声もあり、現時点ではどちらに転ぶか分からない状況です。
 直近では新穀の収穫を控え、圃場は休眠状態に入っています。圃場の一部では気温低下による霜枯れが見られます。

(2) ワシントン州コロンビアベースン
 圃場の在庫は払底に近い状況です。余剰在庫のある一部の圃場では、堅調な輸出需要を背景として生産者は売り渋りを見せている様子であり、引き続き相場が下落する様相を呈しておりません。
 来年の作付面積については、今年産の堅調な相場を背景として3-5%程度の上昇が現時点では見込まれていますが、春先における他作物の相場に影響を受けるものと思われます。

2.スーダングラス
 1月8日の灌漑局発表によると、作付面積は前年同時期対比で67%増加しております。この大部分は放牧用であり、輸出用として集荷されるものではありません。新穀の作付けは3月に始まるため、新穀の作付面積の増減が見えてくるのはまだ先です。ただし、1月の小麦の作付面積が前年同時期対比で73%減少しており、早蒔きスーダンへの転作が今後進む可能性があります。小麦減少の背景としては、パスタ用途のデュラム種の相場が良くないことが挙げられます

3.ストロー類(ペレニアル・アニュアル・フェスク)
 
アフリカ豚コレラ発生を受けた中国産稲わらの輸入制限を背景に日本からの追加需要は継続しています。また、輸入物のイネ科作物や自給飼料の不作を背景として韓国からの引き合いも強まっており、ストロー類の産地在庫は非常に逼迫しています。そのため、新穀発生前の追加購買は難しい状況です

【ライグラスストロー韓国輸入量】


【フェスクストロー韓国輸入量】


4.チモシーヘイ

(1) ワシントン州コロンビアベースン(灌漑産)
 先月から情勢に大きな動きはなく、引き続き産地在庫は逼迫して相場は堅調です。新穀の収穫は6月上旬から開始の見通しです。旧穀の高騰を背景として特に天水地域で新穀の作付面積が増えるのではないかという見通しもありますが、作付面積の増減を見通すには時期尚早です。

(2) カナダ産
 先月より情勢に動きなし。

5.豪州産オーツヘイ
 新穀の収穫は完了しました。旱魃傾向で東、南豪州は単収が大幅に減少しており、全体的なオーツの供給量は例年に比べて減少しています。品質については、旱魃の影響で生育途中に葉が枯れてしまったため、茶葉の混入が例年よりも多くなっている点が特徴となっています。
 また、豪州国内からの引き合いは降雨により少しは落ち着きを取り戻したものの、依然として堅調な状況が続いています


                                                                                                                                               以上

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