JACCネット

JA全農が提供する畜産総合情報サイトです。

会員ログイン

ログインID

パスワード

サイト内検索


海外粗飼料情勢

 
令和元年11月20日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 令和元年11月号
 

1.アルファルファヘイ
(1) カリフォルニア州インペリアルバレー
 現在、8番もしくは9番刈りが進行中です。気温の低下に伴い、粗たんぱく質などの成分値が向上し、一部でプレミアムグレードの発生も見られます。夏場に収穫された玉に対しては、成分値が低いためサウジアラビアからの引き合いが若干弱まっていましたが、直近では同国からの引き合いが再び強くなってきています。また、追加関税撤廃の影響を受け、中国からの引き合いも強くなってきており、産地相場は高止まっております。

(2)ワシントン州コロンビアベースン
 今年の収穫は終了しました。4番刈りでは全体の40~50%が雨当たりの被害を受けており、全刈り取り番手でもプレミアム以上のグレードの産地未紐つけ在庫は払底に近い状況です。米国内需が強いことと中国需要の回帰により、#1以下のグレードに対しても引き合いが非常に強く、産地相場は上昇傾向にあります。



2.米国産チモシーヘイ

 今年の収穫は終了しました。一部の下位グレードを除き、ロープレミアム以上の上位グレードの産地未紐つけ在庫は払底に近い状況です。一部のサプライヤーは旧穀を含めて下位グレードの過剰在庫を抱えている様子であり、日本および韓国向けに相場を無視した安値でのオファーを実施しています。この状況は年内いっぱい続くと思われますが、下位グレードといっても外観上の品質幅が非常に大きいため注意が必要です。

3.スーダングラス
 今年の収穫は終了しました。特に低グレード品に関して、米国内フィードロットからの引き合いが引き続き堅調です。また、台風により特に東北地方で自給稲わらが被害を受けたことを受けて、低グレード品やスーダンストローへの日本からの追加の引き合いも来ており、安価なスーダン品目の産地在庫が今後ひっ迫するものと予想されます。

4.ストロー類(アニュアル・ペレニアル・フェスク)
 今年の収穫は終了しました。フェスク、アニュアルライグラスの雨当たり、ペレニアルライグラスの作付面積の減少に伴い、各品目とも今年の収量は例年を下回っております。加えて、日本や韓国からは台風被害による自給稲わら不足を背景とした代替ストローへの引き合いが強く、産地需給は非常にひっ迫しております。一部のサプライヤーは、韓国のストロー相場の方が日本よりも高いことを背景に、日本向けの追加出荷を渋っている状況であり、今後日本むけの代替ストロー確保が大きな課題となりそうです。

5.豪州産オーツヘイ
 各州で新穀オーツヘイの収穫が終了し、ベーリング作業を残すのみとなっております。
新穀価格について、各サプライヤー共に旧穀在庫が払拭している中、豪州国内需要の高まりを受け、小幅な値下げになる見込みです。
 小麦の生育については、各州のオーツヘイの状況に準じ、東/南豪州は順調なため、ロングタイプのストローが期待できます。収穫は11月下旬頃からの見込みです。
 各州の状況については以下の通りです。
(1) 東豪州:ヴィクトリア州
 ア. 10月末段階でベーリング進捗は30%
 イ. 中位グレード以上が多く収穫されているが、今後の降雨状況で分布は変動の可能性あり
 ウ. 収穫量は平年を僅かに上回る見込み
(2) 南豪州
 ア. 10月末段階でベーリング進捗は40~50%
 イ. 中位グレード以上が多く収穫されているが、今後の降雨状況で分布は変動の可能性あり
 ウ. 収穫量は平年を僅かに下回る見込み
(3) 西豪州
 ア. 10月末段階でベーリング進捗は80~90%
 イ. 高品質品が多く収穫されているが、一部地域では降雨被害があった模様
 ウ. 収穫量は昨年比で25~30%減少する見込み


                                                      以上

 

Copyright(C) 2010. Z-BS. All rights reserved.