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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和3年8月の情勢

 全国平均価格は全国的に上げの相場展開となりました。このことは、枝肉相場が新型コロナウイルスの感染拡大や豪雨等の悪天候で消費が伸び悩んだため軟調に推移したこと、東京都市場:和牛去勢A4=2,247円/kg、前月比94.5%、前年比109.3%)、8月は肉牛出荷が一段落し(36.9万頭予測、前月差▲6.5万頭:ALICより)、導入意欲が落ち着いたことが影響しました。

令和3年9月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比108.6%と予想されます。
  2. 需要
    9月も8月に引き続き、肉牛出荷が落ち着いていることから(37.9万頭予測、先月比:102.7%:ALICより)、需要は緩まることが予想されます。
  3. 価格
    枝肉相場は堅調な輸出事業と政府の補助事業の下支えが続き、9月の大型連休や秋シーズン季節需要の後押しが期待されるものの、肉牛出荷が8月よりやや増加することから、保合いで推移することが予想されます。よって、素牛相場も保合いの相場展開が予想されます。

(表-1)令和3年9月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,608 1,620
岩手(県南) 500 440
兵庫(淡路) 320 298
島根(中央) 250 229
岡山(総合) - -
広島(三次) 250 259
長崎(平戸口) 608 646
大分(玖珠) 370 327
宮崎県下 5,342 4,503
鹿児島県下 3,636 3,544
合計 12,884 11,866

肉用乳牛素牛情報

令和3年8月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、内食需要が堅調な状況が続く中、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言等の拡大に伴い外食需要がさらに減退したことから、下げの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=-6円/kg、C2=-65円/kg、加重平均:B2=1,085円/kg、C2=1,047円/kg)
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、204~297千円/頭(250kg以上)となり、需給が逼迫した状態が解消されない状態が長期化しているものの、道内の市場上場頭数が先月に比べ多かったことから、素牛相場は軟調に推移しました。
    (全国平均価格:245千円/頭、前月差:-7,071円/頭、市場平均価格:道内242千円/頭、都府県276千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、上場頭数が増加したことにより(昨年度のホル通常精液の種付割合の一時的な回復や、盆等の休日による相対取引の減少等による)、下げの相場展開となりました。
    (前月差:-29,661円/頭、取引平均価格85千円/頭)

令和3年9月の需給および価格

 8月における乳牛素牛の道内集荷見込み数は、素牛の需要がかなり逼迫していることから、例年に比べて少ないことが予想され(前年同月比85%)、秋までこのような状態が続くことが見込まれます。また、市場価格については、素牛の逼迫状況が続くと予想され、堅調に推移することが予想されます。

 9月期の価格改定では、初生相場・枝肉相場が下がったことから、北海道産取引価格は、810円/kg(前月価格の20円/kg下げ)としました。

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