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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和3年6月の情勢

 全国平均価格は全国的に続落の相場展開となりました。このことは、①枝肉相場が政府の補助事業、堅調な内食需要や輸出事業に支えられているものの、3度目の緊急事態宣言や梅雨入り等の要因による外食需要停滞によって、弱含みの相場展開になったこと(東京都市場:和牛去勢A4=2,399円/kg、前月比99.6%、前年比127.7%)、②6月導入牛の肉牛出荷が再来年度の2月以降であり、枝肉相場が下がる時期になることから、導入意欲が弱まったことが影響しました。

令和3年7月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比104.8%と予想されます。
  2. 需要
    7月は中元ギフト需要等に伴う出荷が増加し、空き牛舎への導入意欲が強くなることから、需要は高まることが予想されます。
  3. 価格
    枝肉相場は政府の補助事業、底堅い内食需要の継続や堅調な輸出事業といった主要因に変化はないものの、梅雨開けの夏の季節需要やイベント等の影響により、強保合いで推移することが予想されることから、素牛相場も上げの相場展開が予想されます。

(表-1)令和3年7月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,620 1,583
岩手(県南) 600 538
兵庫(淡路) 290 336
島根(中央) 250 191
岡山(総合) 280 283
広島(三次) 250 250
長崎(平戸口) 560 456
大分(玖珠) 370 373
宮崎県下 5,774 5,527
鹿児島県下 4,062 3,877
合計 14,056 13,414

肉用乳牛素牛情報

令和3年6月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、内食需要が堅調な状況が続く中、出荷頭数が先月に比べ増加したことから(先月比107.3%:ALICより)、下げの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=-34円/kg、C2=-7円/kg、加重平均:B2=1,085円/kg、C2=1,112円/kg)※6月28日時点
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、127~290千円/頭(250kg以上)となり、出生頭数が年々減少する中、需要が逼迫した状態が解消されず、ほぼ横ばいの相場で推移しました。
    (全国平均価格:249千円/頭、前月差:-1,589円/頭、市場平均価格:道内249千円/頭、都府県234千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、育成生産者では年内の素牛出荷、一貫肥育生産者は来年末の肉牛出荷を見越した導入となり、引き合いがかなり強くなり、上げの相場展開となりました。
    (前月差:+18,107円/頭、取引平均価格131千円/頭)

令和3年7月の需給および価格

 7月における乳牛素牛の道内集荷見込み数は、素牛の需要がかなり逼迫していることから、例年に比べて少ないことが予想され(前年同月比76%)、秋までこのような状態が続くことが見込まれます。また、市場価格については、素牛の逼迫状況が続くと予想され、堅調に推移することが予想されます。

 7月期の価格改定では、素牛相場、枝肉相場がやや下がったものの、初生相場が大きく上がったことから、7月の本会北海道産取引価格は、830円/kg(前月価格の20円/kg上げ)としました。

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