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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和4年5月の情勢

 全国の素牛平均価格は、大幅な下げとなりました。一方で、素牛の体形や血統の優劣による価格帯の2極化も一部でみられる結果となりました。
 このことは、
①飼料価格などの生産コストの高騰にともない、肥育経営の交易条件は厳しい状況であること
②連休明け以降、梅雨時期に向けて牛肉消費の不需要期に入り、枝肉相場が軟調に推移したこと
 (東京市場:和牛去勢 A5=2,612円/kg 前月差▲100円/kg、
            A4=2,368円/kg 前月差▲124円/kg)。
③来年の年末出荷に対応可能な素牛導入時期から過ぎたこと
④マル緊による補助金の発動が暫くないこと
 以上等の理由から肥育生産者の購買意欲が低下したことによります。 

令和4年6月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比101.6%と予想されます。
  2. 需要
    飼料価格等の生産費高騰による不安感や、年末出荷に向けた素牛導入時期から外れていることから、需要は弱まることが予想されます。
  3. 価格
    引き続き、飼料価格高騰による肥育生産者の交易条件が厳しい状況であることや、梅雨時期に入り枝肉相場の回復が期待できないことから、弱気の相場展開が見通されます。

(表-1)令和4年6月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,782 1,698
岩手(県南) 580 548
兵庫(淡路) 370 379
島根(中央) 269 259
岡山(総合) 280 371
広島(三次)
長崎(平戸口) 600 565
大分(玖珠) 392 396
宮崎県下 4,118 3,913
鹿児島県下 5,086 4,774
合計 13,477 12,903

肉用乳牛素牛情報

令和4年5月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、輸入代替需要が続いているものの、大型連休に対する需要が落ち着いたことから、弱保合いの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 
    前月差:B2=-26円/kg、C2=0円/kg、
    加重平均:B2=1,189円/kg、C2=1,194円/kg)
    <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,137円/kg、C2=1,120円/kg ※日本食肉市場卸売協会調べ
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、187~316千円/頭(250kg以上)となり、下げの相場展開となりました。
    (全国平均価格:214千円/頭、前月差:-13,781円/頭、市場平均価格:道内209千円/頭、都府県279千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、市場開催あたりの平均上場頭数が減少したことから引き合いが強まり、上げの相場展開となりました。
    (前月差:+19,435円/頭、取引平均価格105,076千円/頭)

令和4年6月の需給および価格

 引き続き輸入代替品としての底堅い需要があると見込まれる一方で、梅雨時期に入ることから外食需要が弱まると考えられ、弱含みの相場展開も予想されます。

 6月期の価格改定では、生産コストが上がる中で、初生相場は上げの相場展開であったものの、素牛相場が下げの相場展開であったことから、5月期の据え置きとしました。

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