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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和4年12月の情勢

 全国和牛素牛平均相場は、北海道内では弱含み、九州地区では上がったことで全国平均価格は上げの相場展開となり、地域による価格差は縮まる結果となりました。このことは、
(1)北海道内では、期待値の高い血統の需要が高いものの、高値が続いていたことから、安価な素牛も散見されてきたこと
(2)九州地区では、前月までの安値の反動と、年末需要が重なり引き合いが強まったこと
(3)年末の肉牛出荷最盛期となり、素牛導入意欲が強まったこと
(4)枝肉相場が上げ基調で推移したこと
(5)複数の県で、牛マルキンが発動していること
  以上等の情勢によります。  
(東京市場:和牛去勢 A5=2,732円/kg 前月差+57円/kg、
           A4=2,417円/kg 前月差+22円/kg)。

令和5年1月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比106.8%と予想されます。
  2. 需要
    年末需要が落ち着くものの、空牛舎を埋める一定の需要が見込まれるため、底堅い需要が予想されます。
  3. 価格
    底堅い需要も見込まれるものの、生産費用の高騰が長期化しているため、12月期を基準に弱含みの相場展開も予想されます。

(表-1)令和5年1月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,512 1,469
岩手(県南) 451 537
兵庫(淡路) 320 333
島根(中央) 250 236
岡山(総合) 280 324
広島(三次) 300 285
長崎(平戸口) 619 539
大分(玖珠) 404 390
宮崎県下 5,724 5,397
鹿児島県下 4,413 3,851
合計 14,273 13,361

肉用乳牛素牛情報

令和4年12月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、年末に向けた需要最盛期を向かえ、強含みの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+18円/kg、C2=+66円/kg、加重平均:B2=1,230円/kg、C2=1,253円/kg)
    <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,121円/kg、C2=1,966円/㎏ ※日本食肉市場卸売協会調べ
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、71~304千円/頭(250kg以上)となり、生産費高騰の影響により肥育生産者の厳しい状況は続いているものの、枝肉相場が堅調に推移していることから保ち合いの相場展開となりました。
    (全国平均価格:148千円/頭、前月差:+3,546円/頭、市場平均価格:道内134千円/頭、都府県264千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、例年と比べ低水準であり、市場間によって成立頭数の差が見られ、弱含みの相場展開となりました。
    (前月差:-4,386円/頭、取引平均価格16,908円/頭)

令和5年1月の需給および価格

 年末に向けた需要が落ち着くことや、生産費高騰が長期化していることから、素牛市場相場は弱含みの相場展開も見通されます。

 初生相場、素牛および枝肉相場が強含みであったものの、依然として生産費の高騰や、先行き不透明感が強いことから、1月期の取引基準価格は12月期の据え置き(460円/kg)としました。

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