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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和4年8月の情勢

 全国の素牛平均価格は、市場ごとの上げ下げはまちまちであったものの、多くの市場で前月平均価格から下がり、全体平均は下げの相場展開となりました。このことは、
①お盆需要による手当て買いが見込まれる時期であったものの、枝肉相場が下がったこと
②飼料価格等の生産資材高騰により、肥育生産者の収支が厳しい状況にあること
③マル緊の発動が暫くないこと
④より安価な素牛に需要がシフトしていること
 以上等の理由から肥育生産者の購買意欲が低下したことによります。 
参考(東京市場:和牛去勢 A5=2,484円/kg 前月差▲154円/kg、
             A4=2,193円/kg 前月差▲198円/kg)

令和4年9月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比107.9%と予想されます。
  2. 需要
    生産資材高騰が長期化していることや、枝肉相場の回復が当面期待できないことから、導入意欲は弱まることが予想されます。
  3. 価格
    肥育生産者の収支が厳しい状況にあることが予想され、より安価な素牛に需要がシフトすることにより、続落の相場展開が見通されます。

(表-1)令和4年8月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,364 1,624
岩手(県南) 458 442
兵庫(淡路) 320 329
島根(中央) 250 210
岡山(総合) 280
広島(三次) 250 261
長崎(平戸口) 639 593
大分(玖珠) 387 352
宮崎県下 5,624 5,168
鹿児島県下 3,858 3,457
合計 13,430 12,436

肉用乳牛素牛情報

令和4年8月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、夏休みやお盆シーズンに入ったものの、新型コロナウイルスの再拡大により外食需要は大きく高まらず、持ち合いの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+45円/kg、C2=+13円/kg、加重平均:B2=1,179円/kg、C2=1,140円/kg) ※日本食肉市場卸売協会調べ
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、112~304千円/頭(250kg以上)となり、飼料価格等の生産費高騰で素牛の引き合いが弱まっていることや、北海道内の市場においては、購買者が導入を控える動きがあり、相場は大きな下げとなりました。
    (全国平均価格:139千円/頭、前月差:-60,456円/頭、市場平均価格:道内132千円/頭、都府県232千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、生産費高騰が長期化し、購買者の導入控えから、市場取引の成立率も悪く、相場は急落しました。
    (前月差:-40,185円/頭、取引平均価格28,591円/頭)

令和4年9月の需給および価格

 連休があるものの、枝肉相場の回復が当面期待できないことから、弱含みの相場展開も予想されます。

 生産費の高騰が長期化していることや、枝肉相場の回復が当面期待できないことから、素牛導入意欲は乏しい状況となっています。9月期の取引基準価格は需要の喚起をはかるために、8月期の100円/kg下げ(540円/kg)としました。

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