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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和4年10月の情勢

 全国の素牛平均価格は、市場によって平均価格の上げ下げはまちまちであったものの、全国平均価格は保ち合いの相場展開となりました。依然として、北海道東北地区と九州地区の価格差はあり、九州地区の平均価格の低迷が続いています。このことは、
①生産資材の高騰により、肥育生産者の経営が厳しい状況であること
②「全国旅行支援事業」の開始により、外食需要の高まりが期待されたものの、枝肉相場は強含みで推移したこと
③複数の県域でマル緊が発動され、肥育経営の交易条件悪化の一部緩和が今後期待されること
 以上等の情勢が考えられます。
参考(東京市場:和牛去勢 A5=2,679円/kg 前月差  +93円/kg、
             A4=2,353円/kg 前月差  +51円/kg)

令和4年11月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比103.9%と予想されます。
  2. 需要
    年末出荷に向けた需要が予想され、底堅い需要が見通されます。
  3. 価格
    年末需要により、枝肉相場が堅調に推移することが予想され、強含みの相場展開も見通されます。

(表-1)令和4年11月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,763 1,469
岩手(県南) 488 537
兵庫(淡路) 300 333
島根(中央) 249 236
岡山(総合) 311 324
広島(三次) 286 285
長崎(平戸口) 610 616
大分(玖珠) 387 390
宮崎県下 4,861 4,562
鹿児島県下 4,109 4,099
合計 13,364 12,851

肉用乳牛素牛情報

令和4年10月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、末端消費は伸び悩んでいるものの、「全国旅行支援」の開始による宿泊施設や外食の需要増加に加え、輸入牛肉の代替需要により、強含みの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+75円/kg、C2=+29円/kg、加重平均:B2=1,175円/kg、C2=1,166円/kg)
    <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,101円/kg、C2=1,106円/kg
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、77~222千円/頭(250kg以上)となり、北海道内では上場頭数が減少し、引き合いが強まったことから強もちあいになったものの、府県の相場は下がったことから、全国平均は下げの相場展開となりました。
    (全国平均価格:125千円/頭、前月差:-10,579円/頭、市場平均価格:道内125千円/頭、都府県156千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、依然として成立率が低く、低水準であるものの、1開催あたりの平均上場頭数が減少したことから引き合いが強まり、上げの相場展開となりました。
    (前月差:+5,153円/頭、取引平均価格15,456円/頭)

令和4年11月の需給および価格

 初生相場が低水準であるものの、回復傾向にあることや、年末に向けて枝肉相場の上昇が期待できることから、強含みの相場展開も予想されます。

 北海道内の初生相場および素牛、枝肉相場が上げの相場展開であったものの、依然として生産費用の高騰が続いていることから、11月期の基準価格は10月期の据え置き(460円/kg)としました。

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