素牛相場
肉用和牛・肉用乳牛の素牛の需給及び価格動向、最新の素牛取引成績を掲載しています。
また、各地域の家畜市場サイトへのリンクを紹介しています。
需給及び価格動向
肉用和牛素牛情報
令和6年1月の情勢
1月は、下記の要因により前月から弱含みの相場展開となりました。
ア.肉牛出荷の最盛期が過ぎ、素牛導入の需要が落ち着いたこと
イ.生産費が高止まりのなか牛肉の需要期が過ぎ、枝肉相場が軟調で推移したこと
以上等の情勢によります。
東京市場:和牛去勢 A5=2,625円/kg(前月差-143円/kg、前年差+46円/kg)、
A4=2,338円/kg(前月差-116円/kg、+31円/kg)
令和6年2月の需給および価格動向
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- 供給
- 素牛上場予定頭数は、前年同月比99.4%と予想されます。
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- 需要および価格
- 2月は牛肉消費を促すイベントがなく、枝肉相場が軟調に推移することが見込まれることから、連動して下げの相場展開が想定されます。
(表-1)令和6年2月入場予定頭数
産地・市場名 | 入場予定頭数(A) | 前年同期取引頭数(B) |
---|---|---|
北海道(南北海道) | 1,496 | 1,505 |
岩手(県南) | 473 | 450 |
兵庫(淡路) | 296 | 318 |
島根(中央) | 273 | 276 |
岡山(総合) | ||
広島(三次) | ||
長崎(平戸口) | 530 | 528 |
大分(玖珠) | 397 | 402 |
宮崎県下 | 3,358 | 3,413 |
鹿児島県下 | 5,050 | 5,049 |
合計 | 11,873 | 11,941 |
肉用乳牛素牛情報
令和6年1月の情勢
- 乳牛去勢枝肉相場は、需要期が過ぎたものの、出回り頭数の少なさと円安による外国産牛肉の割高感からもちあいの相場展開となりました。
(全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=▲63円/kg、C2=+54円/kg、加重平均:B2=1,002円/kg、C2=1,191円/kg)
<参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,080円/kg、C2=872円/kg
日本食肉市場卸売協会より(1月25日時点) - 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引について、上場頭数の減少に歯止めがかからず逼迫した需給状況が続いており上げの相場展開となりました。
(全国平均価格:202千円/頭、前月差:+21,867円/頭) - 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引について、乳雄出生頭数の減少が続いているものの、厳寒期で発育状況が悪い牛が散見されたことから、市場平均価格は下げとなりました。
(前月差:▲12,978円/頭、前年差:+16,471円/頭、取引平均価格40,241円/頭)
令和6年2月の需給および価格
全国的に乳雄素牛の出回り頭数が少なくなっており、逼迫した需給状況が続いていることから、強もちあいの相場展開が予測されます。
素牛相場は上げとなったものの、3か月連続でマルキンの発動がなく肥育経営を取り巻く環境は厳しい状況であることから、取引基準価格は据え置きとしました。