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需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和3年7月の情勢

 全国平均価格は全国的にやや上げの相場展開となりました。このことは、枝肉相場が政府の補助事業、堅調な内食需要や輸出事業に支えられているものの、4度目の緊急事態宣言による外食需要停滞によって、弱含みの相場展開にしたものの(東京都市場:和牛去勢A4=2,369円/kg、前月比98.7%、前年比116.1%)、7月は旧盆・中元需要を見越した肉牛出荷の最盛期(43.2万頭予測、前月差+4.9万頭:ALICより)であり、空いた牛舎への導入意欲が強まったことによることからが影響しました。

令和3年8月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比107.2%と予想されます。
  2. 需要
    8月は肉牛出荷が一段落し(36.9万頭予測、7月差▲6.3万頭)、導入意欲が落ち着くことから、需要は緩まることが予想されます。
  3. 価格
    枝肉相場は政府の補助事業、底堅い内食需要の継続や堅調な輸出事業といった主要因に変化はないものの、新型コロナウイルスの感染拡大・緊急事態宣言等の拡大により、外食需要がさらに停滞し、枝肉相場の下げが予想されるから、素牛相場も下げの相場展開が予想されます。

(表-1)令和3年8月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,548 1,449
岩手(県南) 500 475
兵庫(淡路) 330 315
島根(中央) 250 224
岡山(総合) 300 265
広島(三次) 290 249
長崎(平戸口) 543 432
大分(玖珠) 393 359
宮崎県下 3,010 2,870
鹿児島県下 4,064 3,833
合計 11,228 10,471

肉用乳牛素牛情報

令和3年7月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、内食需要が堅調な状況が続く中、出荷頭数が先月に比べ減少したことから(先月比98.5%、前年同月比95.9%:ALICより)、上げの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+17円/kg、C2=+15円/kg、加重平均:B2=1,096円/kg、C2=1,124円/kg)※7月28日時点
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、196~328千円/頭(250kg以上)となり、出生頭数が年々減少する中、需給が逼迫した状態が解消されず、ほぼ横ばいの相場で推移しました。
    (全国平均価格:253千円/頭、前月差:+4,080円/頭、市場平均価格:道内246千円/頭、都府県292千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、一貫肥育生産者からの需要が高かったものの、育成生産者では年内出荷から外れることから需要が緩和し、総じて下げの相場展開となりました.。
    (前月差:-15,889円/頭、取引平均価格115千円/頭)

令和3年8月の需給および価格

 8月における乳牛素牛の道内集荷見込み数は、素牛の需要がかなり逼迫していることから、例年に比べて少ないことが予想され(前年同月比77%)、秋までこのような状態が続くことが見込まれます。また、市場価格については、素牛の逼迫状況が続くと予想され、堅調に推移することが予想されます。

 8月期の価格改定では、初生相場が下がったものの、素牛の需要逼迫が深刻・長期化している現状を受け、今後も安定的に優良道産肉用乳牛素牛を確保する観点から、8月の本会北海道産取引価格は、830円/kg(前月価格の据置き)としました。

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