文字サイズ
標準
拡大

需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和4年6月の情勢

 全国の素牛平均価格は、続落の相場展開となりました。このことは、
①飼料価格などの生産コストの高騰にともない、肥育経営の交易条件は厳しい状況であること
②来年の年末出荷に対応可能な素牛導入時期から過ぎていること
③マル緊による補助金の発動がしばらくないこと
 以上等の理由から肥育生産者の購買意欲が低下したことによります。 
参考(東京市場:和牛去勢 A5=2,631円/kg 前月差+19円/kg、
             A4=2,397円/kg 前月差+29円/kg)

令和4年7月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比108.3%と予想されます。
  2. 需要
    さらなる飼料価格等の生産費高騰により、需要は弱まることが予想される一方で、素牛の体形や良質な産肉成績の期待できる素牛の需要は高まることも予想されます。
  3. 価格
    引き続き、飼料価格高騰による肥育生産者の交易条件が厳しい状況であることや、梅雨時期が開けたものの、枝肉相場の大きな回復は期待できないことから、弱含みの相場展開が見通されます

(表-1)令和4年7月入場予定頭数

産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,600 1,394
岩手(県南) 600 493
兵庫(淡路) 310 306
島根(中央) 250 224
岡山(総合) 280 300
広島(三次) 250 304
長崎(平戸口) 600 602
大分(玖珠) 380 382
宮崎県下 6,090 5,572
鹿児島県下 5,150 4,741
合計 15,510 14,318

肉用乳牛素牛情報

令和4年6月の情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、輸入代替の底堅い需要が続いている一方、梅雨時期に入ったことから外食需要は弱まり、B2で保合い、C2で軟調の相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+13円/kg、C2=-20円/kg、加重平均:B2=1,202円/kg、C2=1,174円/kg)
    <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,087円/kg、C2=1,028円/kg ※日本食肉市場卸売協会調べ
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引価格は、188~246千円/頭(250kg以上)となり、北海道内は保合い、都府県では下げたことから、全体としては下げの相場展開となりました。
    (全国平均価格:208千円/頭、前月差:-6,107円/頭、市場平均価格:道内208千円/頭、都府県204千円/頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引概況は、月の前半では高値で取引されたものの、後半では下げ傾向となり、6月全体の平均価格としては上げの相場展開となりました。年内の素牛出荷や、一貫肥育生産者では肉牛の来年末出荷に向けた導入時期となり、引き合いが強まったことが要因に挙げられます。
    (前月差:+4,940円/頭、取引平均価格110,016千円/頭)

令和4年7月の需給および価格

 引き続き輸入代替品としての需要があると見込まれることや、梅雨が明けることから外食需要が前月よりも高まることが考えられ、底堅い相場展開も予想されます。

 7月は年内素牛出荷対応時期から外れ初生相場が下がることが予想されること、飼料価格等の生産コストが大幅に上がることから、7月期の取引基準価格は6月期の40円下げとしました。

ページトップ