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素牛相場

肉用和牛・肉用乳牛の素牛の需給及び価格動向、最新の素牛取引成績を掲載しています。
また、各地域の家畜市場サイトへのリンクを紹介しています。

素牛取引成績

各家畜市場における肉用和牛、肉用乳牛、肉用乳牛(初生牛)の取引成績を掲載しています。
 

需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和6年10月の情勢

 10月は、下記の要因により全国的に弱含みの相場展開となりました。
ア.枝肉相場が前年対比で軟調に推移し、導入費用を抑制する動きが継続していること
イ.九州地区は市場開催数が少ない月(21市場、前月差▲4市場)であるものの、夏場の影響で発育不良の牛が散見され安値となったこと
 ※10月市場開催数…42市場(前月差▲3市場)

令和6年11月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比100.9%と予想されます。
  2. 需要および価格
    年末にむけ枝肉出荷が進み、牛舎を埋めるため素牛の引き合いが高まると予測されるものの、枝肉相場の大幅な回復は難しく、導入費用を抑制する動きが継続すると見込まれることから、もちあいの相場展開が想定されます。
(表-1)令和6年11月入場予定頭数
産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,615 1,601
岩手(中央) 911 987
栃木(矢板) 832 760
兵庫(淡路) 333 311
島根(中央) 252 251
岡山(総合) 278 332
広島(三次) 254 268
長崎(平戸口) 578 596
大分(玖珠) 429 409
宮崎県下 5,453 5,311
鹿児島県下 4,163 4,138
合計 15,098 14,964

肉用乳牛素牛情報

令和6年10月の素牛をめぐる情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、もともとの出回り頭数の少なさに加え、気候の安定にともない焼肉向けの需要が高まったことで、強含みの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+27円/㎏、C2=+11円/㎏、加重平均:B2=1,149円/㎏、C2=1,232円/㎏) <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,274円/㎏、C2=1,040円/㎏ ※日本食肉市場卸売協会より(10月25日時点)
  2. 全国主要家畜市場における乳雄素牛の取引について、上場牛の品質にばらつきがみられたことで弱含みとなったものの、上場頭数が少なく高値相場が続いております。
    (全国平均価格:181千円/頭、前月差:▲20,575円/頭)                                 <参考>北海道乳雄素牛平均180,932円/頭(前月差▲15,103円)、都府県乳雄素牛平均149,600円/頭(前月差▲115,528円)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引について、平均価格は低い水準で推移しているものの、上場頭数が減少したことで強含みの相場展開となりました。                                               (前月差:+2,345円/頭、前年差:▲27,923円/頭、取引平均価格12,866円/頭)

令和6年11月の需給および価格

 直近の素牛市場平均は下げ相場であるものの上場頭数の減少に歯止めがかかっておらず、高値で推移している状況のなか、乳雄資源確保のため取引基準価格は据え置きとしました。

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