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素牛相場

肉用和牛・肉用乳牛の素牛の需給及び価格動向、最新の素牛取引成績を掲載しています。
また、各地域の家畜市場サイトへのリンクを紹介しています。

素牛取引成績

各家畜市場における肉用和牛、肉用乳牛、肉用乳牛(初生牛)の取引成績を掲載しています。
 

需給及び価格動向

肉用和牛素牛情報

令和7年11月の情勢

 11月に入り上げ傾向となり、月末にかけ上げ幅が大きくなる相場展開となりました。
ア.上場頭数の減少から素牛の品薄感が続き、素牛の引き合いが強まっていること
イ.枝肉出荷の最盛期をむかえ、空き牛舎を埋める動きがみられたこと
ウ.枝肉相場が年末にかけて上げ相場であること
 ※11月市場開催数…45市場(前月+2市場)

令和7年12月の需給および価格動向

  1. 供給
    素牛上場予定頭数は、前年同月比94.3%と予想されます。
  2. 需要および価格
    11月に引き続き肉牛出荷の最盛期であるため、空き牛舎を埋める動きが活発になり、引き合いが強まることが予想され、上げの相場展開が見込まれます。
(表-1)令和7年12月入場予定頭数
産地・市場名 入場予定頭数(A) 前年同期取引頭数(B)
北海道(南北海道) 1,689 1,770
岩手(中央) 892 1,010
栃木(矢板) 715 790
兵庫(淡路) 351 359
島根(中央) 269 298
岡山(総合) 297 294
広島(三次) 234 263
長崎(平戸口) 567 657
大分(玖珠) 399 437
宮崎県下 3,599 3,596
鹿児島県下 4,790 5,161
合計 13,802 14,635

肉用乳牛素牛情報

令和7年11月の素牛をめぐる情勢

  1. 乳牛去勢枝肉相場は、年末の需要期に向けた手当が本格化したことから上げの相場展開となりました。
    (全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+38円/kg、C2=+22円/kg、加重平均:B2=1,245円/kg、C2=1,280円/kg) <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,212円/kg、C2=1,226円/kg ※日本食肉市場卸売協会より(11月25日時点、税込み)
  2. 全国主要家畜市場における乳牛去勢素牛の取引について、北海道では上場頭数は減少したものの、発育不良や裾物の上場が多かったことで平均価格は前月対比で下げとなりました。
    (全国平均価格:203千円/頭、税込み、前月差:▲14,589円/頭)
    <参考>北海道:成立頭数423頭(前月差▲61頭)、平均価格203,123円/頭(前月差▲9,306円)、都府県:成立頭数0頭(前月差▲41頭)
  3. 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引について、上場頭数の減少(1開催あたり平均108頭、前月差▲7頭)により上げの相場展開となりました。
    (取引平均価格43,085円/頭、税抜き、前月差:+7,981円/頭、前年差:+29,347円/頭)

令和7年12月の需給および価格

 肥育経営を取り巻く環境は厳しい情勢であるものの、乳雄初生牛価格および枝肉価格において上げの相場展開となっており、乳雄資源確保のため情勢を反映する必要があることから、取引基準価格を20円上げとしました。

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