素牛相場
肉用和牛・肉用乳牛の素牛の需給及び価格動向、最新の素牛取引成績を掲載しています。
また、各地域の家畜市場サイトへのリンクを紹介しています。
需給及び価格動向
肉用和牛素牛情報
令和6年11月の情勢
11月は、下記の要因により全国的に上げの相場展開となりました。
ア.年末に向けた枝肉手当が始まり、枝肉相場が続伸であったこと
イ.肉牛出荷が最盛期をむかえ、出荷後の空いた牛舎を埋めるために導入意欲が強まったこと
※10月市場開催数…44市場(前月差+2市場)
令和6年12月の需給および価格動向
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- 供給
- 素牛上場予定頭数は、前年同月比98.9%と予想されます。
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- 需要および価格
- 生産費等の高騰は続いており、厳しい情勢は続いているものの、年末手当により枝肉相場が上向くこと、および肉牛出荷の最盛期となり空き牛舎を埋めるため導入意欲が強まることが予想されることから、続伸の相場展開が想定されます。
(表-1)令和6年12月入場予定頭数
産地・市場名 | 入場予定頭数(A) | 前年同期取引頭数(B) |
---|---|---|
北海道(南北海道) | 1,867 | 1,784 |
岩手(中央) | 1,035 | 1,070 |
栃木(矢板) | 812 | 766 |
兵庫(淡路) | 331 | 366 |
島根(中央) | 305 | 335 |
岡山(総合) | 296 | 370 |
広島(三次) | 267 | 285 |
長崎(平戸口) | 676 | 655 |
大分(玖珠) | 447 | 431 |
宮崎県下 | 3,824 | 3,719 |
鹿児島県下 | 4,359 | 4,593 |
合計 | 14,219 | 14,374 |
肉用乳牛素牛情報
令和6年11月の素牛をめぐる情勢
- 乳牛去勢枝肉相場は、供給が限定的で、季節的な要因による影響が小さかったことから、もちあいの相場展開となりました。
(全国枝肉市場 乳雄去勢 前月差:B2=+19円/kg、C2=▲8円/kg、加重平均:B2=1,152円/kg、C2=1,225円/kg) <参考>東京・大阪市場乳雄去勢 加重平均:B2=1,126円/kg、C2=1,157円/kg
※日本食肉市場卸売協会より(11月26日時点) - 全国主要家畜市場における乳牛去勢素牛の取引について、上場頭数が減少したことにより上げの相場展開となりました。
(全国平均価格:194千円/頭、前月差:+12,923円/頭) <参考>北海道乳雄素牛平均193,781円/頭(前月差+12,849円)、都府県乳雄素牛の上場はなし - 北海道主要7市場における乳雄初生牛の取引について、上場頭数は減少しているものの、先行手当による一時的な需給緩和もみられたため、もちあいの相場展開となりました。 (前月差:+872円/頭、前年差:▲35,917円/頭、取引平均価格13,738円/頭)
令和6年12月の需給および価格
上場頭数の減少から、初生・素牛平均は上げ基調であるものの、枝肉相場の好転がみられない状況であることを反映して取引基準価格は据え置きとしました。