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海外原料需給動向

2月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給・コメント

2月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給

とうもろこし

米国

21/22年産

  • 前月から変化はなく、期末在庫は1,540百万ブッシェル(期末在庫率:10.38%)で据え置かれた。
世界

21/22年産

  • 生産量はブラジルやパラグアイで引き下げられ、1205百万トンへ下方修正された。ブラジルは夏作の単収が引き下げられ、パラグアイは高温乾燥による単収引き下げが要因。
  • 輸出量は、主にパラグアイの減少を受け引き下げられた。
  • 輸入量は、イランやカナダ向けが引き上げられた。
  • 期末在庫はアルゼンチンで増加したものの、主にブラジルでの減少を受け、302百万トン(期末在庫率25.3%)に下方修正された。

大豆

米国

21/22年産

  • 生産量は、前月から据え置きとなった。
  • 需要面では好調な搾油マージンや大豆粕輸出の回復を背景に搾油需要は25百万ブッシェル引き上げられた。大豆粕は主に干ばつの影響で大豆が減産となり、搾油需要が減少する南米からのシフトが予想されている。
  • 期末在庫は搾油需要増を受け25百万ブッシェル減の325百万ブッシェル(期末在庫率7.42%)となる見通し。
世界

21/22年産

  • 生産量は主に南米での減少を受け、前月より8.7百万トン減となる363.86百万トンに下方修正された。
  • 乾燥によりブラジルは前月対比5百万トン減の134百万トン、アルゼンチンは1.5百万トン減の45百万トン、パラグアイは2.2百万トン減の6.3百万トンへそれぞれ減少。
  • 生産量減を受け、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの輸出需要および搾油需要は引き下げられた。
  • 世界的な減産や価格上昇を受け中国の輸入需要は前月比3百万トン減となる94百万トンに下方修正された。
  • 期末在庫は、主に南米や米国での減少を受け、前月より2.4百万トン減の92.8百万トン(期末在庫率:25.15%)となっている。

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