配合飼料情勢
令和8年7~9月期の配合飼料供給価格について
令和8年7~9月期の配合飼料供給価格については、飼料情勢・外国為替情勢等を踏まえ、令和8年4~6月期に対し、全国全畜種総平均トン当り約3,700円値上げすることを決定しました。
なお、改定額は、地域別・畜種別・銘柄別に異なります。
飼料情勢は以下のとおりです。
1. 飼料穀物
とうもろこしのシカゴ定期は、2月には430セント/ブッシェル前後で推移していましたが、中東情勢の悪化による原油価格の高騰や4月中旬の米国中西部の天候不順による作付遅延懸念などから5月上旬には480セント/ブッシェル前後まで上昇しました。その後、米国産地の天候が改善し、良好な生育が期待されていることなどから下落し、現在は420セント/ブッシェル前後で推移しています。
今後は、米国産新穀の生育期の天候や中東情勢の動向などに左右される相場展開が見込まれます。
2. 大豆粕
大豆粕のシカゴ定期は、2月には340ドル/トン前後で推移していましたが、中東情勢の悪化により原油価格が高騰していることや大豆粕の米国内および輸出需要が旺盛であることなどから4月には360ドル/トン台まで上昇しました。現在は米国産大豆の良好な生育が期待されていることなどから下落し、330ドル/トン台で推移しています。
国内大豆粕価格は、シカゴ定期の上昇や為替円安などから値上がりが見込まれます。
3. 海上運賃
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、2月には50ドル/トン台前半で推移していましたが、原油価格の高騰により燃料代が上昇したことや、石油関連製品の調達先を米国に切り替える動きが世界的に進んだ影響で、パナマ運河で長期滞船が発生し船腹需給が引き締まったことなどから上昇し、現在は70ドル/トン台で推移しています。
今後は、中東情勢の動向などに左右される相場展開が見込まれます。
4. 外国為替
外国為替は、2月には155円前後で推移していましたが、中東情勢の悪化を受けてドルが買われたことなどから円安が進み、3月中旬から4月にかけて159円前後で推移しました。その後、日本の当局による為替介入により5月上旬には一時的に155円台まで円高が進んだものの、米国のインフレ懸念が高まり日米金利差の縮小見通しが後退していることなどから円安が進み、現在は160円前後で推移しています。
今後は、中東情勢や日米の金融政策の動向などに左右される相場展開が見込まれます。
以上から、とうもろこしのシカゴ定期や大豆粕価格、海上運賃が上昇していること、外国為替が円安で推移していることに加え、原油価格高騰の影響によりその他原料(飼料用油脂、飼料添加物など)も値上がりしていることから、令和8年7~9月期の配合飼料価格は前期対比値上げとなります。
令和8年6月19日
全国農業協同組合連合会(JA全農)
お問い合わせ
バックナンバー(最新3回分)はこちら
-
2026.03.23
2026年 3月19日 令和8年4~6月期の配合飼料供給価格について
-
2025.12.22
2025年 12月19日 令和8年1~3月期の配合飼料供給価格について
-
2025.09.19
2025年 9月19日 令和7年10~12月期の配合飼料供給価格について