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海外原料需給動向

1月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給・コメント

2月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給

とうもろこし

米国

22/23年産

  • 単収は173.3ブッシェル/エーカーに上方修正されたものの、収穫面積が前月比1.6百万エーカー減となる79.2百万エーカーとなり、生産量も前月比200百万ブッシェル減となる13,730百万ブッシェルに下方修正された。
  • 需要面では、足元の実績の落ち込みを受け輸出量が前月比150百万ブッシェル減となり、工業需要が10百万ブッシェル減、飼料その他需要も25百万ブッシェル減となった。需要計は185百万ブッシェル下方修正された。
  • 期末在庫は需要減を上回る生産減を受け、前月対比15百万ブッシェル減の1,242百万ブッシェル(期末在庫率:8.93%)となる見通し。
世界

22/23年産

  • 生産量は中国で引き上げらたものの、アルゼンチンやブラジル、米国での引き下げを受け、1155.9百万トンに下方修正された。
  • アルゼンチンは12月の乾燥を受け面積および単収が、ブラジルでも南部の夏作とうもろこしの乾燥を受け生産量が引き下げられた。
  • 輸出量はウクライナで引き上げられたものの、アルゼンチンや米国で減少。21/22年度については、ブラジルが引き上げられたものの、アルゼンチンが引き下げられた。輸入量はベトナムやペルーで下方修正された。
  • 中国の輸入量は据え置かれたが、国内の増産やマイロ輸入の減少を受け国内需要は引き上げられた。
  • 期末在庫は中国の増加の一方で、ウクライナ、ブラジルなどの減少を受け、前月比2百万トン減の296.4百万トン(期末在庫率25.4%)に下方修正された。

大豆

米国

22/23年産

  • 単収は49.5ブッシェル/エーカーに、収穫面積は前月比0.3百万エーカー減となる86.3百万エーカーとなった結果、生産量も4,276百万ブッシェルに下方修正された。
  • 需要面は、輸出需要が前月比55百万ブッシェル減となる1,990百万ブッシェル見通し。その他需要も4百万ブッシェル減となった。
  • 期末在庫は、需要減を上回る生産減を受け前月対比10百万ブッシェル減の210百万ブッシェル(期末在庫率:4.82%)となる見通し。
世界

22/23年産

  • 生産量は中国やブラジルで引き上げられたものの、アルゼンチンの減産を受け世界計は388百万トンに下方修正された。
  • アルゼンチンは乾燥を受け前月比4百万トン減となったが、ブラジルは面積増を受け前月比1百万トン増加。
  • 中国の輸入量は搾油需要の低迷から前月比2百万トン減の96百万トンとなる見通し。
  • 期末在庫は、期首在庫の増加および需要の減少を受け、103.5百万トン(期末在庫率:27.3%)に上方修正された。

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