海外原料需給動向
とうもろこし
米国
22/23年産
- 生産量は、前月から据え置きとなった。
- 需要面では、足元の実績を反映しエタノール向けが25百万ブッシェル減となった。
- 期末在庫は需要減を受け、前月対比25百万ブッシェル増の1,267百万ブッシェル（期末在庫率：9.12％）となる見通し。
世界
22/23年産
- 生産量は主にアルゼンチンでの引き下げを受け、1151.4百万トンに下方修正された。
- アルゼンチンの減産は面積および単収の引き下げによるもの。
- 輸出量はアルゼンチンで引き下げられたものの、ブラジルやウクライナは増加。21/22年度については、ブラジルで増加の一方で、アルゼンチンが減少。
- 輸入量はインドネシアなどで下方修正された一方で、EU向けが引き上げられた。
- 期末在庫はブラジルやカナダでの増加の一方で、ウクライナなどの減少を受け、前月比1.1百万トン減の295.3百万トン（期末在庫率25.4％）に下方修正された。
大豆
米国
22/23年産
- 生産量は、前月から据え置きとなった。
- 需要面は、搾油需要が前月比15百万ブッシェル減となる2,230百万ブッシェル見通し。
- 期末在庫は、需要減を受け前月対比15百万ブッシェル増の225百万ブッシェル（期末在庫率：5.18％）となる見通し。
世界
22/23年産
- 生産量はアルゼンチンやウクライナの引き下げを受け、世界計は383百万トンに下方修正された。
- アルゼンチンは面積減や乾燥による単収減を受け前月比4.5百万トン減の41百万トンとなる見通し。
- 輸出量はアルゼンチンで下方修正となったが、ブラジルやパラグアイは上方修正。
- 輸入量はアルゼンチンで引き上げられ、他の油糧種子輸入が増加するEUで引き下げられた。
- 搾油需要は足元の実績を受け中国やアルゼンチンで減少。
- 期末在庫は、中国で増加するものの、南米の減少を受け、前月比1.5百万トン減の102百万トン（期末在庫率：27.1％）に下方修正された。