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海外原料需給動向

5月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給・コメント

2月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給

とうもろこし

米国

22/23年産

  • 輸出需要が前月比75百万ブッシェル減となった影響で、期末在庫は前月比75百万ブッシェル増の1,417百万ブッシェル(期末在庫率:10.32%)となる見通し。
〇23/24年産
  • 生産量は作付面積、単収の増加から過去最高の15,265百万ブッシェルとなる見通し。
  • 単収の181.5ブッシェル/エーカーは、平年並みの天候を前提としている。
  • 期首在庫も増加するため、供給計は16,707百万ブッシェルと2017/18年度以来の高水準となる見通し。
  • 需要面に関しては、国内需要および輸出需要増を受け需要合計も前年比5%増となる14,485百万に増加する。
  • 価格下落見通しを背景に飼料需要や輸出需要は大幅増となり、それぞれ5,650百万ブッシェル、2,100百万ブッシェルと予想されている。
  • 期末在庫は需要が前年対比で増加するものの、それを上回る供給増を受け、前年対比805百ブッシェル増の2,222百万ブッシェル(期末在庫率:15.34%)と2018/19年度以来の高水準となる見通し。
世界

23/24年産

  • 生産量はウクライナで前年比減となるものの、米国、アルゼンチン、EU、中国で前年から増産となることを受け、過去最高の1219.6百万トンとなる見通し。
  • 価格下落見通しを背景に輸入量は前年比5%増加する見通し。EUで減少するものの、中国で増加。
  • 期末在庫はブラジルや中国で減少するものの、主に米国での増加を受け、312.9百万トン(期末在庫率26%)となる。

大豆

米国

22/23年産

  • 輸入が上方修正され、期末在庫は前月比5百万ブッシェル増の215百万ブッシェルとなる見通し。
○23/24年産
  • 生産量は主に単収の増加から前年比5%増の4,510百万ブッシェルとなる見通し。
  • 需要面では旺盛なバイオ燃料向け需要を背景とした搾油需要が前年比90百万ブッシェル増の2,310百万ブッシェルとなる一方で、輸出需要が豊作の南米へのシフトが予想され前年比40百万ブッシェル減の1,975百万ブッシェルとなる見通し。
  • 期末在庫は需要増を供給増が上回り、前年比120百万ブッシェル増の335百万ブッシェル(期末在庫率:7.59%)となる見通し。
世界

23/24年産

  • 生産量は主に南米や米国の増産を受け、前年比40百万トン増加の410.59百万トンとなる見通し。
  • 搾油需要は主にアルゼンチン、中国、米国での増加を受け、世界計も増加見通し。
  • 中国の輸入量は前年対比2百万トン増の100百万トンとなる見通し。
  • 期末在庫は、ブラジル、アルゼンチン、米国、中国での増加を背景に、前年より21.5百万トン増加の122.5百万トン(期末在庫率:31.7%)となる見通し。

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