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相場情報

東京食肉市、大阪市食肉市場の発表する牛枝肉相場情報を掲載しています。
※各社の相場情報サイトへリンクします

食肉情勢(令和8年1月)

牛肉

供給

(1)国産

 11月の成牛と畜頭数は、102.5千頭(前年比93.6%)と前年を下回った。内訳を見ると、和牛:55.9千頭(前年比96.3%)、交雑牛:23.8千頭(同96.8%)、乳牛去勢:8.4千頭(同79.6%)となった。
 12月の成牛と畜頭数は、速報値(12月31日まで集計)で99.4千頭(前年比99.1%)と前年を下回る見込みとなった。
 (独)農畜産業振興機構の需給予測(12月24日公表)によると、12月の出荷頭数は、乳用種は減少するものの和牛および交雑種の増加が見込まれることから、前年同月を上回ると予測する。1月は、交雑種が増加するものの、和牛および乳用種の減少が見込まれることから、前年同月を下回ると予測する。(12月 104.9千頭(前年比104.1%)、1月 82.1千頭(同94.9%))3か月平均(11月~1月)では、出荷頭数96.1千頭(前年比96.9%)、生産量31.2千トン(同99.0%)と前年同期を下回る予測となっている。

(2)輸入

 11月の輸入通関実績は、全体で38.7千トンと前年を上回った。(前年比111.9%、前月比78.7%)。内訳ではチルド:12.1千トン(前年比88.9%、前月比73.3%)、フローズン:26.6千トン(前年比126.9%、前月比81.5%)となった。輸入相手国別では、チルドはカナダ、メキシコが増加した。フローズンは豪州、米国、カナダが増加した。
(参考:形態別相手国別輸入数量)
チルド:豪州6.6千トン(前年比84.4%)、米国4.3千トン(同91.6%)、ニュージーランド0.5千トン(同96.4%)、カナダ0.5千トン(同145.2%)、メキシコ0.2千トン(同123.1%)
フローズン:豪州14.0千トン(前年比154.4%)、米国9.1千トン(同123.6%)、カナダ2.1千トン(同142.1%)、ニュージーランド0.7千トン(同89.3%)、メキシコ0.4千トン(同37.3%)
 (独)農畜産業振興機構の需給予測によると、チルドは、国内需要が低調な中、現地価格の高止まり等により、ほとんどの輸入先からの減少が見込まれることから、12月、1月ともに前年同月を下回ると予測する。フローズンは、豪州産のうち、主に加工用のひき材等に使用されるトリミングの増加が見込まれること等から、12月、1月ともに前年同月を上回ると予測する。3か月平均では、チルドは下回り、フローズンは上回ると見込んでいる。
令和7年12月合計:41.1千トン(前年比104.8%)、チルド:13.7千トン(同85.7%)、フローズン:27.4千トン(同118.0%)
令和8年1月合計:34.5千トン(前年比106.0%)、チルド:12.3千トン(同92.1%)、フローズン:22.2千トン(同115.8%)直近3か月(11月~1月)平均 合計:38.3千トン(前年比108.0%)、チルド:12.7千トン(同88.4%)、フローズン:25.6千トン(同121.3%)

需要

(1)家計
 総務省発表の11月度家計調査報告によると、全国二人以上の1世帯当たり牛肉購入量は473g(前年比103.5%)、支出金額が1,735円(同111.2%)となり、購入量、支出金額ともに前年同月を上回った。
(2)小売
 日本スーパーマーケット協会など食品関連スーパー3団体の11月の販売統計速報によると、畜産部門の売上高は1,316.0億円(前年比106.0%、既存店ベース104.8%)と前年を上回った。全般的な相場高傾向により、単価が上昇し好調だった。牛肉は低調も、豚肉・鶏肉など値ごろ商品への需要シフトが継続。気温低下から、鍋関連の需要が高まり全体を牽引した。国産豚が相場高傾向にあるなか、輸入品、スライス、切り落とし等が好調に推移した。牛肉は高止まりから輸入牛は不振だが、国産はやや回復傾向もみられた。鶏肉は鳥インフルエンザの影響で価格高騰が続く中でも堅調に推移した。加工品は不調だった。
 日本チェーンストア協会が公表した11月販売概況によると、畜産品の売上は923.1億円(店舗調整後で前年比103.1%)となり、前年を上回った。豚肉、鶏肉の動きは良かったものの、牛肉は鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きは良かった。
(3)外食
 日本フードサービス協会がまとめた外食産業市場調査11月度結果報告によると、前年より土日祝日数の多い曜日まわりとなり、FF業態やレストラン業態の客数を押し上げた。インバウンド需要は中国からの団体客の予約キャンセルが見られたものの、全体としてはおおむね堅調で、客単価の上昇と下記①・②の低価格業態が堅調により売上を伸ばした。
業態別:
①ファーストフード 前年比108.8% 期間限定商品や定番の季節限定メニューやCPによる集客があり好調だった。気温低下とともにラーメン業態が好調だった。
②ファミリーレストラン 前年比109.4% 低価格業態の好調とメディア露出による集客増もあり好調。焼肉は土日が多い曜日まわりから客足が前年を超え売上伸長。
③ディナーレストラン 前年比109.2% 平日ランチや土日数の多い曜日周りで週末の集客が好調。中国人客減の影響はあったものの、他地域からのインバウンド需要は好調。
④居酒屋 前年比103.6% 平日が少ない曜日まわりと一部で中国人客減が影響したことに加え、忘年会シーズンを控えて客足が伸びず、客数は前年並み。
(4)輸出
 11月の輸出実績は1,152.4トン(前年比123.8%)と前年を上回った。台湾向け(245.9トン、前年比142.1%)、香港向け(155.4トン、前年比89.9%)、米国向け(282.3トン、前年比185.8%)となった。また、カンボジア向け(32.7トン、前年比37.0%)は前年を下回り、不安定な状況が続いている。

在庫

 (独)農畜産業振興機構の需給予測によると、11月末の推定期末在庫量は145.4千トン(前年比98.5%、前月比97.8%)と前年を下回った。内訳は、輸入品:135.4千トン(前年比99.0%、前月比97.5%)、国産品:10.0千トン(同92.3%、同102.0%)と輸入品、国産品ともに前年を下回った。なお、今後の期末在庫の推移は、12月末:145.7千トン(同103.7%)、1月末:144.2千トン(同105.9%)と12月、1月ともに上回ると見込まれている。

市況

(1)12月~1月
 12月の東京市場枝肉卸売価格(速報値:12月31日時点)は、和牛去勢A5が2,686円(前年比99.0%)、A4が2,500円(同101.5%)、交雑去勢B3が1,657円(同100.8%)、乳牛去勢B2が1,194円(同98.1%)であった。
 12月の相場は、和牛・交雑ともに年末年始に向けた手当等により需要が増加したため、おおむね前年・前月ともに上回ったが、和牛去勢5等級は発生頭数が増加したため、前年を下回った。乳牛去勢は、輸入牛肉代替需要が継続しているものの、和牛・交雑への需要移行から前年・前月ともに下回った。
 1月の相場は、和牛・交雑ともに最需要期を過ぎたことから需要が減退することが想定され、弱含みでの推移を見込む。乳牛去勢は輸入牛肉代替需要が継続するものの、和牛・交雑同様に最需要期を過ぎたため弱含みを見込む。

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