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海外原料需給動向

9月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給・コメント

9月発表 アメリカ農務省穀物需給見通し 国内需給

とうもろこし

米国

24/25年産

  • 供給面は、輸入数量が前月対比で下方修正され、16,650百万ブッシェルであった。
  • 需要面は、エタノール向けをはじめとする工業用需要が前月対比減少するも、輸出需要の増加が一部相殺し、15,325百万ブッシェルとなった。
  • 期末在庫は、需要の下方修正により在庫が前月対比増加し、1,325百万ブッシェル(期末在庫率:8.65%)となる見通し。
  

25/26年産

  • 供給面は、単収が下方修正されるも、収穫面積の増加により18,165百万ブッシェルとなった。この見通しが実現すれば、収穫面積は1933年以来、作付面積は1936年以来最高の面積となる。
  • 需要面は、輸出需要が1億ブッシェル上方修正され、16,055百万ブッシェルの見通し。輸出需要は、米国産とうもろこしが価格優位性を有しているものととして上方修正され、実現されれば過去最高の輸出数量レベルとなる。
  • 期末在庫は、需要量の増加が供給量の増加を上回り、2,110百万ブッシェル(期末在庫率:13.14%)となる見通し。
世界

25/26年産

  • 生産量は、米国産の大幅増加見通しの一方でEU産が大きく下方修正され、前月対比2百万トン減の1,287百万トンとなる見通し。
  • 輸出量は、米国産の上方修正により、前月対比0.9百万トン増の201.7百万トンとなる見通し。
  • 輸入量は、EU等の需要増を受け、前月対比1百万トン増の193.2百万トンの見通し。
  • 期末在庫は、需要量の増加が供給量の増加を上回り、1.1百トン減の281.4百万トン(期末在庫率:21.8%)となる見通し。

大豆

米国

24/25年産

  • 供給面、需要面いずれも大きな変更はなく、期末在庫は前月から変更なしの、330百万ブッシェル(期末在庫率:7.49%)となる見通し。
  

25/26年産

  • 供給面は、単収が若干下方修正されるも作付面積および収穫面積の微増を受け、生産量は4,651百万ブッシェルと上方修正された。
  • 需要面は、輸出需要が大きく下方修正されるも、搾油向けを中心とした内需の高まりにより相殺され、前月並みの4,351百万ブッシェルとなった。
  • 期末在庫は、供給量の増加を受けて、300百万ブッシェル(期末在庫率:6.89%)の見通し。
世界

25/26年産

  • 生産量は、425.9百万トンと先月対比若干の下方修正の見通し。
  • 輸出量は、米国産が減少となるも、パラグアイ等の上方修正により、前月並みの187.8百万トンの見通し。
  • 期末在庫は、主にアルゼンチンの減少を受け、124百万トン(期末在庫率:29.3%)の見通し。

9月発表 アメリカ農務省 世界需給

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